リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

ヨガワークショップ

ホットヨガのスタジオ通いを始めて1年半経過。常温で行われるエクササイズや、特別ワークショップにも出るようになった。
今日はトップインストラクターの方が他県から指導にいらっしゃるとのことで、そのワークショップに参加した。座学と受講生同士が組んで行う動きもあるレッスンということで、いつものレッスンとはまったく違う内容に期待して出かけたら、なんと受講生は12人(定員32人。今まで受講者が少なかったのは雪が降った日だけだった)。もちろん受ける側の人間としては少ない方が空間が広く使えるので大歓迎。いつものスタジオのインストラクターふたり*1も参加。
まず、過去にとらわれる人は後悔を重ね、未来ばかりを思う人は不安を重ね、現在の幸せに気づかない…等、今を幸せに楽しく過ごしていくために感情をコントロールするためのお話を聞き、ヨガのポーズをとりながら自分を大切にし快適にすごせる身体の使い方や置き場所を探していく。激しくないけどいつもと少し違う身体の動かし方で、汗だく。
その後で、ふたり組でお互いを受け入れないとできないというポーズに挑戦。
普段レッスンで同じクラスにいたとしても、話すこともないし*2初対面も同然の相手を受け入れるってかなりたいへんなことだ。IRさん曰く「家族とならすぐできる」なるほど。
私たちの組はなんとか成功した。お相手の方が私に「あなたすごく優しいから」と笑って言ってくださって、嬉しかった。
次に4人で組む動き。4人で輪になってとなりの人の脚の付け根に自分の右脚を乗せて、左脚でしっかり立つ。それから左腕をまっすぐ上げて外側に回る、脚が重なりあったアラベスクのような状態。4人で手をつないでいるのが完成形。それからも一度内側にまわって戻り、脚をおろして完了。
私ははじめから「これはできる!」と確信していたのだが、他のグループが苦戦していたので、グループ各人のポテンシャルが高かったのかもしれない。
最後はみんなで輪になりお互いに手を重ねて瞑想。
月に12回から15回のペースでヨガのレッスンに通っている。ボディメイクと健康のためだが、雑念と精神的にしんどいことが多い私には瞑想と集中することで、かなりそれが軽減されることに気づいた。
ーNDRの天地創造を聴きながら 

www.ndr.de

*1:私が大好きなエクササイズも担当するおふたり

*2:通常スタジオは私語禁止

Der fliegende Hollaender at Teatro Real Madrid 20122016

この公演はBenjamin Bruns*1 以外はA,Bでキャスト総入れ替えの公演だったが、私はBキャストの公演については、時間があれば観ようと考えていたのできっぷは買っていなかった。
あまり他の人との比較には興味ないのかな?と思っていたfavouriteが「この公演はもう一組のキャストで上演される。そっちは観るのか?」と私にきいた。「ううん、いまのところはきっぷ買ってない。」「観てくれよ、それで比較してほしい。」*2「行く時間があったらね」結局Bキャストの日は日曜だったため開演時間が早く、ぐたぐたしてたら間に合わなくなってしまったので行けずじまい。
20日はDVDのためのレコーディング、23日はウェブとテレビストリーミングの予定だった。
20日の午後、レアルの「20,23日はE.Nikitinはキャンセル。代わりにS.Youn」というツイートに仰天。「今日キャンセルしたの!?」ときくと「そう、体調不良」と返事がきた。今までは病欠してもなんとかストリーミングの日は出られていたのに。
何も言わないようにはしたが、録画の日のオランダ人をS.Younにもってかれたのは4年前のバイロイト降板を思い出され、私にとってはひどくつらいことだったのだ(もちろん本人も落胆したのだろうが、後で意外にあっさり「落ち着いたよ」と言っていた)。
ということで、主役が代わってもう一度鑑賞ということになった。 Bキャストとの比較にはならないが。 この日の席は平土間の5列目をとっていたので、舞台全体が良く見えた。

Daland: Kwangchul Youn
Senta: Ingela Brimberg
Erik: Nikolai Schukoff
Mary: Kai Rüütel
Dalans Steersman: Benjamin Bruns
Der Holländer: Samuel Youn

Conductor: Pablo Heras-Casado
Director:Àlex Ollé (La fura dels Baus)

* 休憩なし一幕構成。救済の動機あり

*1:Aで舵取り、Bでエリック。この人はとても器用で、エリック役もすばらしく上手だったと評されていた

*2:私は彼の方がいいと言うに決まっているのに、どこをどう比較すればいいのか謎ではあった。私の感想を聞きたがるのは、好きな曲が同じなのと彼の現代音楽への適性を評価しているからだと思う

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サモワールお茶会

私が通っていたロシア語教室では、5年ほど前から新年にサモワールお茶会というのが開かれる。ちょうどロシアの旧正月に当たる時期だ。
教室に飾ってあったサモワールについて、何をするものかと尋ねた受講生がいて、実際に使ってみましょうということで始まったとのこと。

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これまで参加したくても、別の用事で行けず今年初めて出席することができた。
これでお湯を沸かし*1濃くいれた紅茶を適宜そのお湯で薄めていただく。サモワールの上部にはティーポットを置いておく。これで冷めずにいつでも熱いお茶が飲めるというわけ。

*1:電気ポットと同じようなもの

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エンカルナシオン修道院 その他

マドリードでは、あまり出歩けなかったが、王宮と王宮のすぐ近くにあるエンカルナシオン修道院に行ってきた。聖アウグスチノ修道会の女子修道院で、創設者はフェリペ3世妃マルガレーテ・フォン・エスターライヒ。 
ガイドツアーでのみ、中を見学できる。

f:id:Lyudmila:20170108170148j:plain 入口の表示

f:id:Lyudmila:20170108170216j:plain ファサード

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あけましておめでとうございます 2017

2016年は仕事(トラブル多め)→ヨガ→遠征、と一年ぐるぐる繰り返し、あっと言う間に終わってしまいました。
空いた時間はだいたいヨガスタジオに行っているので、健全そのものですね。
年末年始に108回太陽礼拝ワークショップを開催するヨガスタジオは多いようで、私も初めて参加しました。
約70分で108回終わりました。動く瞑想といわれるシークエンスをそれだけの時間行っていると、雑念が払われ、精神も肉体も引き締まるのを感じます。

本日は2017年最初のパワーヨガのレッスンに行ってきました。

今年は平穏無事に、そしてもっと丁寧に日々過ごしていきたいなあと思います。
語学学習、音楽の勉強ももっとしたいし。
フォローしているfavourite、いろんな話を彼から聞き、音楽も聴かせてもらったことで現代音楽に関しては天才であり、間違いなく一級のアーティストだと認識しました。
biggest fanと言われたことを誇りに、これからもフォロー頑張ります。

それでは、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Der fliegende Hollaender at Teatro Real Madrid 17122016

私の席はこんなとこ。2階上手サイドのはしっこだったため、舞台の半分以上は見えない。目の前にモニターがあるのでそれを見ればよし。オケピの上に位置するため、音は私の好きなかんじに聴こえる。リヨンオペラ等とのコープロだが、レアルでは新演出初日値段で高かったため、ちょっとケチってここにしたのだ。
平土間の席を買ってあった2回目をNikitinは降板したので、この日に舞台が見える席を買えばよかった…と思ったが、あとのまつり。

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Daland: Kwangchul Youn
Senta: Ingela Brimberg
Erik: Nikolai Schukoff
Mary: Kai Rüütel
Dalans Steersman: Benjamin Bruns
Der Holländer: Evgeny Nikitin

Conductor: Pablo Heras-Casado
Director:Àlex Ollé (La fura dels Baus)

* 休憩なし一幕構成。救済の動機あり

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これも記録

なかなかマドリードの舞台鑑賞の記録が書けません。なぜかというと、現在進行形の興行で私のfavourite=Evgeny Nikitinは初日以降ずっとキャンセルしているからです。
彼のパフォーマンスに関しては、初日は成功だったと言えます。(音が決まらなかったところが3か所ほどあったと本人談)
17日の公演後に「20日にはDVD recordingがあって、重要なんだ」と話していて、19日の夕方、劇場にヴォーカルチェックに行った直後にも会ったのですが、その時は「大丈夫」と言っていたのです。
20日の午後に「体調が悪い」とキャンセル。幸いダブルキャストになっているので、もう一人のオランダ人役のS.Younが、20、23両日代役でした。
27日は体調ではなく、声の不調でキャンセル。S.Younは、26日も歌っているため連続では歌えないということで、急きょ呼び出された(と思う)T.J.Mayerが舞台袖で歌い、演技をNikitinが務める舞台となりました。
舞台の様子と演奏の内容は、今回劇場で知り合って仲良くなった、レアルの劇場オケメンバーの日本人女性Sさん*1が報告してくれます。

今回のレアルでの《オランダ人》に出ることも2年前にはわかっていて、本人もとても楽しみにしていたものなので、この後30日と来年3日の舞台には出てくれることを祈っています。

今年は風邪でドタキャンということがしばしばあり、私はそれに当たっても1回は観られるか、ちょうど当たらないというある種の強運はあるようです。

*1:かなりのベテランバイオリニストで、ワーグナーの作品は《マイスタージンガー》以外は全部演奏している