リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Opera

Lucia di Lammermoor at NNTT 26032017 & Slav epic

アルフォンス・ミュシャの《スラヴ叙事詩》が、プラハ以外で世界初公開ということで、行ってきた。大昔にあったミュシャ展でそれに類する大型絵画を観たような記憶があるのだが、なんか違うものだったのかな。ともあれ、春休みに入りたての土曜日に行ってみ…

Prince Igor at Dutch National Opera 26022017

ミュンヘンからアムステルダムに移動。マチネの開演は午後2時。時間通りの運航だとして、スキポールに着くのが午後1時20分。30分程でミュージックシアターまでは行けるが歩く時間とか電車の乗換えがあるから、まあ遅刻だろうなとは思っていた。 市内交通のIC…

The fiery Angel at Bayerische Staatsoper 25022017

昨年7月のミュンヘンオペラフェスでの上演を観てはいるが、指揮者とヒロインが代わっているのと、演出が好き、もちろんfavouriteの新しい当たり役がもう一度みたいということで再演の鑑賞に臨んだ。過去記事はこちら。 席は1階最前列しもて寄り。favourite…

Der fliegende Hollaender at Teatro Real Madrid 20122016

この公演はBenjamin Bruns*1 以外はA,Bでキャスト総入れ替えの公演だったが、私はBキャストの公演については、時間があれば観ようと考えていたのできっぷは買っていなかった。あまり他の人との比較には興味ないのかな?と思っていたfavouriteが「この公演は…

Der fliegende Hollaender at Teatro Real Madrid 17122016

私の席はこんなとこ。2階上手サイドのはしっこだったため、舞台の半分以上は見えない。目の前にモニターがあるのでそれを見ればよし。オケピの上に位置するため、音は私の好きなかんじに聴こえる。リヨンオペラ等とのコープロだが、レアルでは新演出初日値…

近況いろいろ

近況をささっと記録しておく。 ウィーン国立歌劇場来日公演《ナクソス島のアリアドネ》 今回も棚ボタ式鑑賞。優しいおともだち、ありがとうございます。 Dirigent:Marek Janowski Regie:Sven-Eric Bechtolf Der Haushofmeister:Hans Peter Kammerer Ein M…

Don Giovanni at the MET 08102016

昼公演の《トリスタンとイゾルデ》の後、《ドン・ジョバンニ》を観ることにした。当日で、ファミリーサークルの1列目真ん中というなかなかお得な席を購入できた。昼とはうってかわって女性率が高いし、席の位置のせいか観客の平均年齢も下がったような気が…

Tristan und Isolde at the MET 08102016

この日の公演はMET Live in HD の配信・収録だった。 TRISTAN UND ISOLDE by Richard Wagner Conductor: Simon Rattle Isolde: Nina Stemme Tristan: Stuart Skelton Brangäne Ekaterina Gubanova Kurwenal: Evgeny NIkitin King Marke: Rene Pape Director:…

マリインスキー劇場《セミョーン・コトコ》映像発売(今年の誕生日プレゼント)

プロコフィエフ生誕125年の今年、またしても私のお誕生月のプレゼント?とても嬉しいお知らせがありました。(Lyudmila、狂喜乱舞状態です) プロコフィエフのレアオペラ《セミョーン・コトコ》のマリインスキ―上演版の映像メディアリリースです。しかもいき…

Der Rosenkavalier at Bayerische Staatsoper 17072016

ミュンヘンオペラフェスティバルの各演目のきっぷは、あらかじめリクエストをしておくことになっている。私はまず《炎の天使》のリクエストを入れておき、そちらの確保ができてから《ばらの騎士》の希望を入れた。しばらく経って、BSOから「☓☓のお席を取れま…

The fiery Angel at Bayerische Staatsoper 16072016

バイエルン国立歌劇場の《炎の天使》は、昨年11月にプレミエ。もちろんミュンヘンでは初めて上演される作品だった。*1その一年前にfavouriteから出演すると聞かされてから、楽しみに待っていたがプレミエの時点では現地に観に行くことはできなかった。半年以…

Fidelio in Wiener Festwochen at Theater an der Wien 20062016

前夜から雨。それと同時にある出来事があって、私はひとりで大泣きしていた。朝になってもめそめそしていたが、この日の公演には大好きな友人とふたりで行くことになっていたのでそれが救いだった。この日はミントグリーンの細かい縦縞の木綿着物に長尺の半…

Theater an der Wien と《フィデリオ》または《レオノーレ》

今回出かけたのはウィーン芸術週間のプログラムとしての《フィデリオ》。アンデアウィーン劇場の通常公演には入っていないものだ。シカネーダーが創設したこの劇場の最初の音楽監督は、当時新進気鋭の作曲家だったベートーベン。彼の作曲した唯一のオペラで…

Fidelio in Wiener Festwochen at Theater an der Wien 18062016

またしても到着当日、開演ぎりぎりに劇場にすべりこむ予定で出発。しかし、乗継が30分ほど遅れたため、ウィーン到着も30分遅れ。荷物が出てくるのを待つ時間もないので、機内持ち込み手荷物のみ*1。ちょうどCATに乗ることができ、ミッテ駅まで最短の16分。U-…

Annaのエルザデビュー、Nadjaのオルトルートデビュー

5月から6月にかけて、Anna Netrebko は、ゼンパーオパーと、マリインスキー劇場でエルザ*1 のロールデビューを果たした。彼女は2年後にバイロイト音楽祭でもエルザを歌う予定。ワグネリアンとファンの間でも賛否両論であった。彼女自身はワーグナーの作品…

3月観たもの聴いたもの、まとめて

予告どおりに、Stanislav Kochanovskyの日本デビューのため、オーチャードホールまで行ってきた。 私が彼の演奏の録音を聴いたのが2年前。それ以後、彼の活躍は目覚ましく、ヨーロッパ中を飛びまわっているようだ。地元のマリインスキ劇場でも頻繁にオペラ…

TOSCA at Wiener Staatsoper 10022016

「稼ぎに来てるのに、ギャラをもらわずに帰るなど言語道断。必ず歌う*1」との宣言通り、我がfavouriteは復活。しかし今回はアンジェロッティ役と堂守役が降板。 ← はじっこのピンクの紙に変更が記載されていた。 Patrick Lange: DirigentMargarethe Wallmann…

Rusalka at Wiener Staatsoper 09022016

どうも風邪が流行っていたようで、ルサルカ役も降板、代わりにNylund がジャンプイン。図らずも12月に続いて、Vogt, Nylund ペアを鑑賞することとなった。favourite が出るから観るが、私はプッチーニがたいくつでしかたない。同時期に《ルサルカ》が上演さ…

WSO《トスカ》ドタキャン顛末 07022016

これは公演の鑑賞記ではありません。 私は幸いにして、お目当ての歌手のドタキャンに当たったことは今までありません。きっぷを買った後にキャンセルになったことはありますが、行くか行かないか、を決める余裕があることばかりでした。 先月、同じウィーン…

LOHENGRIN at Het concertgebouw Amsterdam 20122015

コンヘボ《ローエングリン》二回目はこの格好。帯の柄が白木蓮で、季節はずれなんだけど、わかりゃしない、ということで。外ではコート代わりにチャコールグレーと黒のよろけ縞の長羽織を着用。 これが今までになく好評で、写真撮らせて!とかお客のオランダ…

Maskarade at Het Concertgebouw Amsterdam 19122015

諸事情により、この日はボザールのSabadus のコンサートを諦め、DR放送響の《仮面舞踏会》コンサート形式を聴きに行くことにした。デンマークの誇るヘルデンテノール、Stig Fogh Andersen のインターナショナルでは最後の公演になる、ということでもあった。…

LOHENGRIN at Het concertgebouw Amsterdam 18122015

一年前は同じくアムステルダムのネザーランドオペラの方で《ローエングリン》を2回鑑賞した。 lyudmila-galahad.hatenadiary.jp 今年はコンセルトヘボウで演奏会形式*1 だ!とワクワク。オケはもちろんRCO、合唱はネザーランドオペラのコーラスだし、歌手は…

《炎の天使》ちょっとメモ

11/29日、日本時間では翌日の午前3時、バイエルン国立歌劇場の新演出《炎の天使》の初日公演が、BR-Klassik でライブ放送された。(ドイツでありがちな)舞台演出へのブーもなく、音楽的に素晴らしく、ものすごい上演であるのがよくわかった。3年前には、こ…

La Cenerentola at Wiener Staatsoper 19092015

ロッシーニの有名オペラ《チェネレントラ》、今回のランは妙に気になるテノールBenjamin Bruns がラミーロ王子を歌うので、観ることに。直前まで鑑賞できるかわからなかったため、当日券を購入。劇場の当日券売場は午前中開いている。日本から出発前にみた時…

Khovanshchina at Wiener Staatsoper 20092015

ロシア語の Хованщина は ローマ翻字では Chowanschtschina だが、発音としてはドイツ語翻字の Khovanshchina をそのまま読んだ方が近い。劇場のプログラムのタイトルもドイツ翻字が使用されていたので、ここでもそちらを使用する。 ©Wiener Staatsoper 9/27…

ロイヤルオペラハウス《マクベス》ドレスリハーサル

きっぷを友人にゆずってもらって、今週末から始まる英国ロイヤルオペラ日本公演*1 の演目のひとつ《マクベス》のドレスリハーサル(最終通し稽古)を見学してきた。といっても、見学者を入れて行われたのは3・4幕部分のリハーサル。4年前にMETの来日公演…

パイジエッロの《セビリアの理髪師》

気がついたら8月も終わりになってしまった。特別なことは何もしていない。私の勝負はいつも通常の音楽シーズンが始まってからなのだ。各地の音楽祭の中継放送などは楽しく聴いていた。ある日、そういうものとは関係なく、今年の2月にTheater an der Wienで…

Der fliegende Holländer at Semperoper Dresden 21062015

1843年1月、《さまよえるオランダ人》はここドレスデンのザクセン州立歌劇場で初演された。以来この作品がここでかかったことはそう多くない。プログラム冊子の記載によると1862, 1871, 1879,1917, 1933, 1943, 1951, 1963, 1988, 2000, 2013の11回だ。*1 今…

Fidelio at Opera di Firenze 03052015

前回はコンサート形式になってしまったオペラ、5/1にフィレンツェオペラのサイトを確認した時点では「今後の公演は演奏会形式になりました。払い戻しご希望の方はチケット窓口までおたずねください」と記載されていた。そのため、この日も当然そうなると思い…

Fidelio at Opera di Firenze 30042015

フィレンツェオペラ劇場は、2011年に新しい劇場が竣工。オペラは2013年から上演されるようになった。 SMN駅から歩いて15分程*1。フィレンツェ五月音楽祭の創設者 Vittorio Gui の名を冠した広場が劇場の前に広がり、街中の騒がしさとは隔絶された静けさがあ…

Opera di Firenze の《フィデリオ》ゲネプロ写真

第78回フィレンツェ五月音楽祭の上演オペラのひとつは2006年プレミエのヴァレンシアのプロダクションを借りてきた《フィデリオ》。 Opera di Firenzewww.operadifirenze.it 何度か再演され、2011年にはNikitinも出演していた。*1初演時はWaltraud Meierと Pe…

《メッセニアの神託》 at 神奈川県立音楽堂 28022015

マドリードから成田空港には28日9時30分頃到着。スーツケースは宅配便で自宅まで送ることにした。それからカプセルホテル9h *1へ行き、大急ぎでシャワーを使った。もちろん顔洗って~としてたら、たいへんなことが。メイク用品を送ってしまったスーツケース…

Teseo at Badisches Staatstheater 25022015

HÄNDEL-FESTSPIELE KARLSRUHE 2015 今年の新演出《テゼオ》は、3人の若いCTの競演が見所かと思われる。特に芸の成長著しく、ドイツで人気急上昇中のValer Sabadusが題名役なのだ、期待するなって言っても無理だ。また、ヘンデルの作品の中でもあまり上演さ…

Riccardo Primo at Badisches Staatstheater 24022015

HÄNDEL-FESTSPIELE KARLSRUHE では毎年二作のオペラ作品を上演する。《リッカルド・プリモ》は昨年の新演出で、Benjamin Lazar のろうそくのライティング、バロックジェスチャーを使った演出と初演のピリオドに則した*1デコールと衣装が特徴だ。もちろん歌手…

L'Orontea at Oper Frankfurt 20022015

フランクフルト空港に到着し、荷物をピックアップして鉄道駅に行ったのが、17:30頃。中央駅まで電車移動し、ホテルチェックインが18:20近く。オペラは18:30〜で、いくらU-Bahnの次の駅とはいえ間に合いそうもなかった。最初から観るのはあきらめ、顔を洗って…

A. Rubinstein's DEMON in Moscow のこと

この前の記事で書いたように、放送を楽しみにしてたチャイコフスキーホールでのセミステージ形式《デーモン》、結局ホールのストリーミングの時は録音かけて寝てしまい、一幕ぶんしか録れてなかったという…。これから出るのかもしれないけれど、まだホールの…

Der fliegende Holländer at NNTT 31012015

このプロダクションの前回の上演は2012年3月。それ以来同じ人でばっかやたらに《さまよえるオランダ人》を聴くはめになり*1、今日に至る…と。たまには同じ舞台を違う人で見るのもいいでしょう。 《さまよえるオランダ人》by リヒャルト・ワーグナー ダーラン…

Broadcast Information: TOSCA in Chicago & DEMON in Moscow

シカゴのリリックオペラは、98.7Wfmtで上演する各演目の初日の放送をしてくれる。1月24日は新演出『トスカ』初日の放送。指揮者のDmitri Jurowski*1と私のfavourite, Evgeny Nikitinはハウスデビュー*2。↓ ドレスリハ写真出た…観に行けばよかった*3 © Todd R…

LOHENGRIN at Dutch National Opera 26112014

Heinrich der Vogler: Günther Groissböck Lohengrin: Nikolai Schukoff Elsa von Brabant: Juliane Banse Friedrich von Telramund: Evgeny Nikitin Ortrud: Michaela Schuster Der Heerrufer des Königs: Bastiaan Everink Musical Director: Marc Albrech…

IDOMENEO at Royal Opera House 24112014

アムステルダムで『ローエングリン』を観る間に一泊でロンドンに行き、コヴェントガーデンで『イドメネオ』の最終公演を観てきた。CTのFranco Fagioli がイダマンテを歌うし、Minkowski もROHデビュー。行かずばなるまい。前日オペラ後にMinkowski について…

LOHENGRIN at Dutch National Opera 23112014

I went to Dutch National Opera to see LOHENGRIN, directed by M. Albrecht and staged by P. Audi, on 23 and 26 Nov. This production premiered in 2002, generally beautiful staging. It is sophisticated, modern and has a bit of japanesque style…

Le feste d'Apollo by Christoph Willibald Gluck

今年はグルック生誕300年のメモリアルイヤーだが、さすがにモーツァルトやヴェルディ、ワーグナーと比べると盛り上がらないような気がする。生誕150年のリヒャルト・シュトラウスの作品のほうが多数上演されているのではないか。それでも、世界発録音の皇帝…

Parsifal at NNTT 05102014

Bühnenweihfestspiel PARSIFAL Amfortas: Eglis silinsTiturel: Hasegawa AkiraGurnemanz: John TomlinsonParsifal: Christian FranzKlingsor: Robert BorkKundry: Evelyn Herlitzius Conductor: Iimori TaijiroOrchestra: Tokyo Philharmonic OrchestraChor…

New Don Giovanni at Perm Opera & Ballet theatre

27日にペルミオペラのサイトで新演出『ドン・ジョヴァンニ』の*1ライブウェブキャストがあった。 ©Perm Opera & Ballet theatre すでに発売されて好評を博しているTeodor Currentzis & MusicAeternaの『フィガロの結婚』、と次の『コジ・ファン・トゥッテ』…

The Demon (A. Rubinstein) ゲルギエフバージョン

ボケボケしてたら、8月になってしまった。私、夏は仕事がけっこう忙しいのである。どっか行ったりしないけど、近年は音楽祭の有名どころはウェブキャストがたくさんあり、それらを視聴するのは楽しい。 ところで以前、ハイキンのThe Demonの録音について記…

Suor Angelica @Gran Teatre del Liceu 27062014

『修道女アンジェリカ』by ジャコモ・プッチーニ 台本はジョヴァッキーノ・フォルツァーノ あらすじ:17世紀末、とあるイタリアの修道院。時は*15月。美しい春の夕暮れ、修道女たちは庭でそれぞれのほしいものについて、語り合っている。「何も望むものはな…

Il Prigioniero @Gran Teatre del Liceu 27062014

@Antonio Bofill 『囚われ人』by ルイージ・ダラピッコラ 原作はヴィリエ・ド・リラダン「希望による拷問」リブレットはこちら⇒⇒⇒ あらすじ:囚われ人の母が、毎夜彼女に取り憑いている悪夢について物語る。それは恐ろしい独裁者の姿、フェリペ2世。 囚われ…

Il Prigioniero / Suor Angelica @Gran Teatre del Liceu 25062014

異端宗教裁判所長、囚人、母 © Antonio Bofill それぞれの作品については、27日の2回目の鑑賞分に記載するとして、この記事では前置きと全体のざっとした感想を記録しておくことにする。 『囚われ人』『修道女アンジェリカ』のダブルビルは、バルセロナ、リ…

heading to Barcelona

今回はこれ! Promo IL PRIGIONIERO / SUOR ANGELICA (2013/14 ... ダブルビルだけれど、私は『囚われ人』に集中してくる。背景はフェリペ2世の宗教弾圧。タイトルロールの人、この公演のあとは『ドン・カルロ』のフィリッポ2世を歌う。興味深いと思うのは…

Sergei Prokofiev: Semyon Kotko (Семён Котко)

Semyon Kotko プロコフィエフのオペラ、『セミョーン・コトコ』(op.81)の2月にメロディアから出たCD。同音源は2003年にシャンドスから*1リマスター版として発売されている。この作品、交響組曲(op.81bis)の録音はけっこう出ているのだが、オペラ全曲と…