リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

notes

徳川美術館特別展覧、源氏物語絵巻をみる

友人のご厚意にて、徳川美術館の賛助員向け特別展覧にうかがった。現在、特別展【源氏物語の世界】が開催されている。徳川美術館には12世紀に制作された国宝の源氏物語絵巻三巻が収蔵されており、額面装から本来の巻物装に修復*1したものを今回展示している…

Casa Vediのマエストロに聞くヴェルディの生涯

映画『カルテット!人生のオペラハウス』の老人ホームのモデルとして知った人も多いと思う、ミラノの「音楽家の憩いの家」カーサヴェルディ。その中で唯一の音楽家職員である指揮者フェルディナンド・ダーニ氏の講演を聴いた*1。作曲家としてたいへん多くの…

ヨガで瞑想、気功でマインドフルネス

タイトルの二つのこと、日常的に私がヨガと気功のレッスンで体験していることだ。瞑想はなんとなくぼーっとしていてなにも考えていないような状態、メインドフルネスは雑念を入れずにその時していることや見ているものに集中する状態、だと考えている。同じ…

着物コミック2題

先日はパリで着ようとして着物持っていったのに気温が高くて挫折した。 そんな私がいま楽しみに読んでる着物を着る女の子が主人公のマンガふたつご紹介 ひとつめは現在連載中、大阪在住のOLが関西の実在の場所に(喫茶店・図書館・神社等)祖母から譲り受け…

ツァーリと民衆、そしてこどもの死 パリオペラバスチーユ《ボリス・ゴドゥノフ》雑感

現在パリオペラバスチーユでは、ムソルグスキーのオペラ《ボリス・ゴドゥノフ》の初稿版が上演されている。1869年初稿版はここでは初上演とのことだ。指揮はVladimir Jurowski 演出はIvo van Hove である。このふたりの指揮(音楽、舞台において)によるこの…

ストレスフルなパリへ

新年度からあっという間にGWも過ぎ、ボケボケしている間にパリに発つ日が来てしまった。 現在フランスは国鉄SNCFがストライキ中*1、便乗なのかエールフランスもストライキ。列車で移動せず、エールフランスに乗らなきゃいいと思っていたら、目指すパリオペラ…

オペラのドレスコード?

新国立劇場がバイラルマーケティングを始めたのかと思った。バズったのはこちら(炎上というには気の毒だし togetter.com 新国立劇場さんが後でツィートなさっていたとおり、運営サイドとしては撮影に劇場を使用されたのでご紹介というのがほんとのところだ…

ウラジーミル・ユロフスキ&ロンドンフィル来日記念!再掲

いえ、たいしたことじゃないんです。せっかくユロ兄が初来日してるのに、なんかプログラムに必ずピアノコンチェルトが入ってて、ピアニスト(まったくファンの層が違う)の影に隠れちゃってるので、以前のユロ兄レクチャー記事を再掲してみます。ユロ兄のチ…

DNO《サロメ》テレビ放送あります&レパートリーの話

DNOの《サロメ》が、めでたくNHKプレミアムシアターで放送される。 www4.nhk.or.jp 9/11深夜である。たぶん放送されるんだろうな、と予想はしていたが、こんなに早くあるとは思わなかった。たいへんうれしい。誕生月にはいいことがある。 favouriteは、ホー…

Roberto Alagna のローエングリン( バイロイト音楽祭2018)デビュー

さて今年もバイロイト音楽祭の開幕日がやってきた。プレミエは《ニュルンベルクのマイスタージンガー》Philippe Jordan 指揮、Barrie Kosky*1 演出なのでけっこう楽しみにしている。当日はEBUの各ラジオ局でライブ放送があるし、日本でも一カ月も待たずにテ…

舞台写真についての覚書 オランダ国立オペラの場合

私がヴェニューに写真使用許諾について問合せをするのはいつものことで、このシリーズ(もはやシリーズ化)では、少し変わったやりとりがあった点を記録している。 DNOとは、前回favouriteが出演した《ローエングリン》については、簡単な著作権者名を附記す…

お知らせとドSヨガ

パソコン通信時代からオンラインでの情報検索やら交流やらをしてきたわけだが*1、情報発信の手法はどんどん変わっていく。マーケティングやパブリシティと関係ない個人サイトやブログは手軽なSNSへと移行して、なくなっていくのかなあと考えてしまう。今のと…

いわゆるGW大型連休にしてたこと

私の仕事はたまに休日出勤があるが、ほぼカレンダー通りの祝休日にお休みがいただける。昨年は出勤があった。その前2年は遠征に行っていた。弾丸だったり、飛行機に乗り損ねてたりした。 今年の連休にしてたこと。まずは掃除洗濯ヨガと日々のルーチン。普段…

舞台写真についての覚書 ベルリンフィルとバーデンバーデン祝祭劇場

これはシリーズになってしまうような気がする… lyudmila-galahad.hatenadiary.jp lyudmila-galahad.hatenadiary.jp lyudmila-galahad.hatenadiary.jp 今回はfavouriteの《トスカ》出演に際して、舞台形式上演をしたバーデンバーデン祝祭劇場と演奏会形式上演…

サモワールお茶会

私が通っていたロシア語教室では、5年ほど前から新年にサモワールお茶会というのが開かれる。ちょうどロシアの旧正月に当たる時期だ。教室に飾ってあったサモワールについて、何をするものかと尋ねた受講生がいて、実際に使ってみましょうということで始ま…

あけましておめでとうございます 2017

2016年は仕事(トラブル多め)→ヨガ→遠征、と一年ぐるぐる繰り返し、あっと言う間に終わってしまいました。空いた時間はだいたいヨガスタジオに行っているので、健全そのものですね。年末年始に108回太陽礼拝ワークショップを開催するヨガスタジオは多いよう…

これも記録

なかなかマドリードの舞台鑑賞の記録が書けません。なぜかというと、現在進行形の興行で私のfavourite=Evgeny Nikitinは初日以降ずっとキャンセルしているからです。彼のパフォーマンスに関しては、初日は成功だったと言えます。(音が決まらなかったところ…

近況いろいろ

近況をささっと記録しておく。 ウィーン国立歌劇場来日公演《ナクソス島のアリアドネ》 今回も棚ボタ式鑑賞。優しいおともだち、ありがとうございます。 Dirigent:Marek Janowski Regie:Sven-Eric Bechtolf Der Haushofmeister:Hans Peter Kammerer Ein M…

舞台写真についての覚書 METその他の場合

昨年ウィーン国立歌劇場との舞台写真使用についてのやりとりを記録した。その後も、いくつかの劇場と交渉してきた。そこでわかってきたこと… 新国立劇場は、たとえ出演者であっても劇場の宣伝以外に公演写真を使用することは許可していない。公演の知財権は…

MET season opening と Happy birthday

9/26に《トリスタンとイゾルデ》新演出にて、メトロポリタンオペラの2016/2017シーズンが開幕。我がfavouriteはクルヴェナール役デビュー*1。2年前に、「ほんとにクルヴェナールをメトで歌うの?」と尋ねたら「出るよ」とこともなげに答えてくれた。その後…

Annaのエルザデビュー、Nadjaのオルトルートデビュー

5月から6月にかけて、Anna Netrebko は、ゼンパーオパーと、マリインスキー劇場でエルザ*1 のロールデビューを果たした。彼女は2年後にバイロイト音楽祭でもエルザを歌う予定。ワグネリアンとファンの間でも賛否両論であった。彼女自身はワーグナーの作品…

近況

Twitterが動いているので、私が活動しているのはおわかりいただけると思う。先月までの予定では、今日、マドリードに発ち、テアトロレアルで上演される《ルイザ・ミラー》と《パルジファル》*1を鑑賞するはずだった。ところが4月になって、次々と職場でトラ…

WSO《トスカ》ドタキャン顛末 07022016

これは公演の鑑賞記ではありません。 私は幸いにして、お目当ての歌手のドタキャンに当たったことは今までありません。きっぷを買った後にキャンセルになったことはありますが、行くか行かないか、を決める余裕があることばかりでした。 先月、同じウィーン…

ウィーン行ってきます

今年は年頭から仕事にエネルギーを費やして、気がついたら2月になってしまった。もうひとつの大事なお仕事であるfavouriteのフォローはしている。WSOの《フィデリオ》は公演初日に病欠のため、舞台写真がまったくない(しつこいメールのやりとりで、すっかり…

スキーダムの聖リドヴィナ・・・を訪ね損ねたこと

2016年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 昨年末のアムステルダム旅行記の続き。・・・といってもこれは厳密には旅行記ではない。 今回行きたい場所がいくつもあったのだけど、体調を崩したり時間の関係もあって、…

2015年のまとめ

国内で行った演奏会については、記事にしていないことが多いが、そもそもそんなに行っていない。欧州遠征は、普通の勤め人としては回数多いかな。私にとって彼をフォローすることは大切な仕事だし、今年はそれについて自分の役割がある程度決まったから、全…

《炎の天使》ちょっとメモ

11/29日、日本時間では翌日の午前3時、バイエルン国立歌劇場の新演出《炎の天使》の初日公演が、BR-Klassik でライブ放送された。(ドイツでありがちな)舞台演出へのブーもなく、音楽的に素晴らしく、ものすごい上演であるのがよくわかった。3年前には、こ…

舞台写真について覚書 続き

こちらの続き。 lyudmila-galahad.hatenadiary.jp この記事の最後に、二週間後くらいには公開できるだろう、と書いた。そしたらほんとに二週間後に実現することになった。 その後の経過 ・郵便でお手紙が来るかと思っていたら、メール添付でinvoice到着(送…

舞台写真使用について覚書 ウィーンの例

以前も書いたことがあるが、私は自分のサイト private fan site for russian bass-baritone, Evgeny Nikitin に舞台写真を使いたい場合、当該劇場あるいはホールから使用許可をとるようにしている。応援してる人が人だけにネガティブな要素をできるだけ排除…

Impression of Wagner opera arias

今日は私の favourite= Evgeny Nikitin のお誕生日です。ご本人はウィーン国立歌劇場の《ホヴァンシチナ》の最終舞台公演。せっかくソロ・アリア集が出たことだし記念に感想を書いておきましょう。 Richard Wagner:Der fliegende Holländer: Overture Die Fr…