リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Broadcast Information: TOSCA in Chicago & DEMON in Moscow

シカゴのリリックオペラは、98.7Wfmtで上演する各演目の初日の放送をしてくれる。1月24日は新演出『トスカ』初日の放送。指揮者のDmitri Jurowski*1と私のfavourite, Evgeny Nikitinはハウスデビュー*2
↓ ドレスリハ写真出た…観に行けばよかった*3

f:id:Lyudmila:20150123124438j:plain © Todd Rosenberg


ここはオンデマンドもアーカイブもないので、聴くのと(録音に)ちょっと緊張する。
日本時間では25日10:15〜の放送になる。


Lyric Opera of Chicago Broadcasts - 98.7WFMT - Classical and Folk Music Radio Streaming Online

Nikitinは高貴な悪役がはまるから、スカルピアはぴったりだと思う。時間がある方は聴いてくださいね〜。

 

そしてもうひとつ、とても楽しみにしてる公演がある。
1月30日、 2月2日、2月5日にモスクワのチャイコフスキーコンサートホールで上演されるルービンシュタインの『デーモン』(セミステージ形式)だ。
以前にも何度か記事を書いたことがある、私の好きなオペラ。
昨年はこの作品のテキストの原作者、レールモントフの生誕200年だったためロシア国内では何カ所かで上演があったのだが、それらは聴くことはできなかった。
チャイコフスキーコンサートホールではもちろんオンライン放送されるし、おそらくビデオアーカイブにも入るだろう。聴く方としては、コンサート形式でもあるし、できればラジオオルフェイの高ビットレート配信の方で放送されるのが望ましい。*4

こちらの放送は日本時間31日1:00〜


Онлайн-трансляция :: Московская государственная академическая филармония


この公演のプログラムを見ていただけばわかるが、Dmitri Hvorostovskyのロールデビュー*5というのが一番の聞きどころのようだ。
しかし他にも興味深いところがある。珍しくもカウンターテナーがひとり入っているのだ。キャストが役名で出ていないため、確実とはわからないが、メゾの役はタマラの乳母と天使だから、おそらく天使を歌うのだろう。あとたぶんタマラの父、グーダル公はAlexander Tsymbalyuk なので、彼らがすごく楽しみだ。

*1:弟のほう

*2:スカルピアも今シーズンロールデビュー、昨年末に一度マリインスキーで歌っている

*3:行かないよ(泣

*4:ライブでなくても、放送あるんじゃないかな、と期待はしている

*5:デーモンの2幕のふたつのロマンスはコンサートピースとしてよく歌っているようだが、そもそもオペラ全曲公演が極端に少ないため、全曲では初めてでいらっしゃる。