リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

カールスルーエからマドリードまで

ストライキといえばイタリア…なのだが、この頃ではドイツでも盛んに行われる。なるべく当たらないように祈るしかない。
いつでもその危険はあるのに、何の根拠もなくこんな時期にストなんてないでしょ、と楽観して出かけたところ、DBのストの噂というのが入ってきた。
やるともやらないともはっきりしない。どっちかというとやらない可能性のほうが高いかな…程度のことだったが、長距離の列車移動があったため気が気でなかった。もし鉄道がダメならバス?ユーロラインで早朝出発はカンベンしてほしい。
結局ストは回避され、私は予定どおりまたリエージュからカールスルーエまでDBで移動することできた。*1
定刻より40分ほどの遅延。フランクフルト空港駅で列車の乗り継ぎには約40分の時間があった。遅延によりぎりぎりの乗継になるが、どうせ次に乗り継ぐ列車も遅れるから大丈夫だろう。はたしてその通りであった。雪が降っていたため、待ってる少しの時間でも寒かったからいいのだ。トータル3時間半でカールスルーエ着。

 カールスルーエには、はっきり言ってあまり見どころはない。しかも街中は工事中が多く、へたな道を歩くと大はまりの危険がある。

少ないみどころのひとつ、カールスルーエ城は修復工事が終わっていて、いい観光場所であった。
お城の中の博物館は入場料4€でなかなかに見応えがあった。特にドイツ各地の中世期アルターピースの数々が興味深かった。

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Riccardo Primo 的なタペストリーもここで見て「そっくり!」と感激していた。武器コレクションもたいしたものだったし、最初にあるギリシャの古窯など、地元博物館にあったらこれだけでも大企画展になるな~。

その後、お城のカフェで昼食をとり、*2

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ショッピングセンターでお買いものなぞしてカールスルーエの街探索は終り。オペラ前に寄った劇場裏手の小さなカフェは、手作りらしいケーキも飲み物もとても美味しかった。

翌日、フランクフルト空港からマドリードに移動。カールスルーエ中央駅からフランクフルト空港駅までは特急で1時間程。マンハイムで乗り換える。通勤時間帯にかかったためかけっこう混んでいた。2等車にすばやく乗り込み空いてる席を見つけた。2人掛けの先客に「ここ空いてます?」「どこまで?空港?」「そうです」「なら大丈夫だよ」。その人にきいた後に気がついた。予約区間は空港駅からハンブルクまでの席だったのだ。なんとなくJRの自由席指定席感覚が抜けてないな、私。
時間どおり空港駅に着き、ターミナルを移動。初めて乗るair europa*3のカウンターはけっこう遠かった。
私はこのところ欧州内の移動は ebookers で適当な航空券を探して、そのまま予約している。今回も時間と値段を考えて一番条件に合ったので、ここを選んだ。
自動機でチェックインしようとして(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! ドイツ語スペイン語…言語選択に英語ないんですけど。たしかにドイツの空港でスペインの航空会社だけど、こういうこともあるんだ。もう一カ国語は何だったか忘れた。フランス語だったかな。
それでも別段問題なくチェックイン*4し荷物を預けて、少しは遅延があるかと思ったけどそれもなく、きわめて順調に飛ぶことができた。
次の私の心配は、マドリードの空港からの移動。昼間だから列車やバスでもいいかと考えたのだが、大きな荷物を持っている場合はなるべくそういうものに乗らないほうがいいとか。それにいずれもが到着するアトーチャ駅から宿泊先は、かなり坂道らしい。*5
ということで、多少ぼったくられる覚悟でタクシーで移動することにした。
空港タクシーに乗ってメーターを見ると、すでに30€の表示が出ていた。これはもしかして、市内まで一律料金?はたしてそうであった。どこまでかはわからないが、中心市街まではそうなっているらしい。よぶんにはいっさい請求されなかった。荷物があったので1€は上乗せした。バスは5€、電車やメトロはもっと安い。*6
帰りはホテルでタクシーをよんでもらったせいか、5€加算があった。
マドリードでは半日しか時間がなかったので、たいしたことはしていない。
端からみたらいったい何しに来たんだろう…というかんじだろう。次回はぐるぐるしないでひとつの街にゆっくりいたいな。なんてね。

*1:安い早割乗車券を買っているので、乗れなきゃ困るのだ

*2:ビールばっか飲んでんじゃん

*3:LCCだと思ったのだが、どうも違うらしい

*4:e-ticketの番号を入れるだけだから簡単なのだ

*5:ホテルは懇切丁寧なアクセス方法をメールしてくれていた。しかもアトーチャ駅からタクシーは近すぎて嫌がられるという注意まで!

*6:荷物なくてフットワーク軽い人はこっちでしょうね。でも地元の人も女性にはあまり推奨していない。