リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Happy Easter! とヴェルレク

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復活祭おめでとうございます。今年はレントの時期に受難曲を聴く機会がなくて残念。
実演がかなわかくても、聖金曜日からラジオでいろいろ放送してくれるんだから、よしとしよう。
私には別のイースターのプレゼントがあった。*1
2月のマドリードでのヴェルディ《レクイエム》の映像が公開されたのだ。

 

オーディオアーカイブの方にも入っているけど、ビデオがあればさらに嬉しい。
自分が好きなセクエンツィア9、10のとこ。

youtu.be

ヴェルレクってそんなにへんてこな演奏ってないように思っていたのだけど、この前にザルツブルクの復活祭音楽祭でのこの作品のライブ中継を聴いて、その限りではないと知った。
珍妙なテンポ感と、気の抜けたようなアーティキュレーション。女声陣はまだしも男声陣(特にバス)のひどさ…*2 言い過ぎですね、また怒られるといかん…私の趣味には全く合わないと言い換えておこう。こちらもyoutubeにあがってるので、興味のある方はどうぞ。
ソリストはけっこうおもしろい組み合わせではあるのだ。

Giuseppe Verdi - Messa da Requiem @ Salzburg easter festival - YouTube

マドリードのOCRTVEの演奏は、実際すごくいい演奏だった。はい、ひいきのひきたおしということは分かっております。
オケも歌も体幹の強さと安定を感じさせるしっかりした芯があってこそ。

ということで、ただ私が嬉しかった、というお話。

*1:先週RTVEのサイトには予告が出ていた

*2:私は無用なヴィブラートがかかるのが大嫌いだ