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リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

シュテファン大聖堂のカタコンベツアー

ウィーンのランドマークのひとつでもあるシュテファン大聖堂*1
ホテルから歩いて行ける距離だが、雨が降っていたので地下鉄で行ってみた。
雨の朝、なんとなく気が滅入る雰囲気。
中に入り、無料のエリアを見てまわる。ろうそくを捧げたりしつつ、うろうろしていると、中央付近に下に降りる階段があり、その前に「カタコンベツアー」の案内があった。5名以上で催行。値段は5ユーロでガイドに払うこと。このツアーでないと、地下墓所は見学できないなど記載されている。そして、次のツアー時間は午前11時。少し待ち時間はあるが、ちょうどいい。私はこういう地下ツアーが好きなのだ。
さて同行者は5人以上いるんだろうか?と、その近くで観察しながら待っていた。
はたして参加者は15、6名ほど集まった。どこからともなくあらわれたガイドの男性について階段を下り、墓所の入口で案内が始まった。「ドイツ語がいい人はいますか…?(だれも挙手せず)わかりました。全員英語でいいですね」*2
ここは14世紀と18世紀建設部分の両翼に分かれていて、歴代司教の墓、創建者ルドルフ公とハプスブルク家当主14名の墓、ハプスブルク一族の心臓以外の内臓を納めた(骨壺ならぬ)内臓壺、17世紀ペストで亡くなった人々2000体分の遺骨などを見ることができる。
まずは司教の墓所と、ハプスブルク家霊廟。内臓壺の棚の前で、質問をする人がいた。「小さい壺がありますが、これは?」ガイド「子供の内臓壺です。幼いころに亡くなった王族もたくさんいましたから」(し~ん)

大聖堂の外側を飾っていた彫刻や墓石の並べてある部屋を通って、広場の地下の18世紀部分にはペストによる死者の大量の骨。山積みになっているので、本物ではないみたい。ガイドの説明によると、ここには共同墓地があったため、このように大量の遺骨がある。おそらくモーツァルトも、このシュテファン大聖堂の共同墓地に葬られたのであろうとのこと。モーツァルトの葬儀はここで行われたが、埋葬されたのは、郊外の共同墓地と言われていた。しかし、葬儀の場所に共同墓地があったのなら、そのままそこに埋葬されたと考えるのが自然だろう。
立て板の水のごとき説明を聞きながら、約30分のツアーは終了。地上へ出る階段のところでツアー代金を支払う。中は撮影禁止。

 

f:id:Lyudmila:20160303144959j:plain ここがツアーの出口。

その後、地下鉄シュテファンスプラッツ駅に直結している、Virgilekapelleにも入ってみた。この礼拝堂は、1973年、地下鉄工事中に発見されたもので、2015年にリニューアルオープン。13世紀に初期ゴシック様式で建設されたものだ。この礼拝堂は、ごく小さいが非常に保存状態がよい。
入場料5ユーロにはipadminiで操作するオーディオガイド料も含まれている。
それを落とさないように首から下げて、そろそろとらせん階段を下りていくと、これまた地下世界に行くかんじ。壁に描かれたギリシャ十字架の薄い色が年月を感じさせる。
礼拝堂の奥の空間は、中世期の小さな生活用具と聖堂建設当時の画などが展示されている。
この他、空いた時間*3お決まりの美術史美術館やベルヴェデーレ宮殿に行ったりですごした。
2月上旬なのに、私が行った期間は天気もよく暖かだった。

*1:私はつい、シュテファン「寺院」と言ってしまう

*2:必要があればガイドはドイツ語、英語両方でしてくれるらしい

*3:やらなきゃいけないお仕事wが突発的にあったりするんで