リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

これも記録

なかなかマドリードの舞台鑑賞の記録が書けません。なぜかというと、現在進行形の興行で私のfavourite=Evgeny Nikitinは初日以降ずっとキャンセルしているからです。
彼のパフォーマンスに関しては、初日は成功だったと言えます。(音が決まらなかったところが3か所ほどあったと本人談)
17日の公演後に「20日にはDVD recordingがあって、重要なんだ」と話していて、19日の夕方、劇場にヴォーカルチェックに行った直後にも会ったのですが、その時は「大丈夫」と言っていたのです。
20日の午後に「体調が悪い」とキャンセル。幸いダブルキャストになっているので、もう一人のオランダ人役のS.Younが、20、23両日代役でした。
27日は体調ではなく、声の不調でキャンセル。S.Younは、26日も歌っているため連続では歌えないということで、急きょ呼び出された(と思う)T.J.Mayerが舞台袖で歌い、演技をNikitinが務める舞台となりました。
舞台の様子と演奏の内容は、今回劇場で知り合って仲良くなった、レアルの劇場オケメンバーの日本人女性Sさん*1が報告してくれます。

今回のレアルでの《オランダ人》に出ることも2年前にはわかっていて、本人もとても楽しみにしていたものなので、この後30日と来年3日の舞台には出てくれることを祈っています。

今年は風邪でドタキャンということがしばしばあり、私はそれに当たっても1回は観られるか、ちょうど当たらないというある種の強運はあるようです。

*1:かなりのベテランバイオリニストで、ワーグナーの作品は《マイスタージンガー》以外は全部演奏している