リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Fidelio at Grand Théâtre de la Ville de Luxembourg 07122018

「観た」という記録だけはしておこうと思う。
ルクセンブルクの《フィデリオ》は、中1日空いて2公演だった。当然両日のきっぷは買ってあり、2回目の席は2階中央やや下手より最前列だった。1回目より見通しはよかった。
この前日空き日の昼間Zhenyaから体調が悪い旨連絡があった。次の公演までの間に立て直すつもりだったと思うが、急激に具合が悪くなり何より声に影響があった。
彼は降板を決め、代役の歌手が舞台袖で歌うこととなった。
この演出がこんなところで奏功するとは思わなかった。歌手が持ち場を離れない、というスタイルは代役が袖で歌っていても重唱などに影響はない。譜面を見て歌っていてもまったく気にならないのだ。
代役の歌手はおそらく急きょドイツから呼び出されたのだと思う。地の利も活かされた。演奏も申し分なく、つつがなく終演に至った。

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ミンコさんからひとりおいて左側が代役歌手Sebastian Holecek