リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Attila at Mariinsky II 30062019

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カーテンコール

私はヴェルディの初期作品が苦手だ。どんなアリアでもぶんちゃかぶんちゃかしている。好きな歌手であるとかよほど上手い人が出ていないと、速攻で寝てしまうくらい。
お芝居としてよほど面白い舞台だったらなんとか見ていられるかとも思うが、ことマリインカに関してはそれを期待することもできない。
今回《アッティラ》はZhenyaのデビュー公演になるはずだった。5月のボルドーでも《ワルキューレ》の公演の合間に練習していた。アッティラの音域は彼の声のレンジより低いと思うので、実際聞くのも楽しみだった。
ところが、出発前夜、サイトを見たらキャストが変わっていた。マリインカの場合、ドタキャンドタ出は日常茶飯事なので、ゲストキャストでもない限りあえてアナウンスはされない。
ウェブサイトのプレイビルを毎日確認しないとならない。
理由もわからないので、混乱していると病欠だということがわかった。多分いつものウイルス性の咽頭炎だろう。夏だからと油断していた。
ピーチェルには予定通り行って《アッティラ》も観たがほとんど寝ていた、
《アッティラ》はI.Abdrazakovの十八番で、この舞台も映像メディアがある。
Zhenyaが歌うもので映像が出ることはないので、いつかまた歌う時に観られる機会があるといいかと思う。とりあえず彼の出演予定は10月に入っているが。
それにしてもピーチェルにいるときは必ずオペラを振っているというゲルギー親分の律儀さよ。