リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

ピーチェルATM事情

間があいてしまったが、記録しておきたいこと。
今回宿泊したエカチェリーナホテルは、日本領事館、エルミタージュ美術館、ネヴァ河のすぐ近くで夏は便利なところだった*1 チェックイン時点で支払いをすることにしたら、カードが通らなかった。私は普段Amexのスカイトラベラーカードを利用している*2が、ロシアではAmexはほぼ使えない。VisaかMastercardを持って行くといい。ということで持って行ったVisaカードが通らないのだ。もう一枚持っているはずが、勘違いでそれしかなかった。現金で支払うしかない。手持ちのキャッシュはそんなにない。「キャッシュマシンってどこにあるの?」とスタッフに聞いてみると、一番近いのはここ、と銀行の位置を地図に書いて教えてくれた。徒歩15分。宮殿広場を通ってネフスキー大通りまで行かねばならん。とりあえず荷物を部屋に置いてさっそく出かけた。

 銀行の入口すぐにATMがあり、警備員が一人。なんだかよくわからないがとにかくカードを入れて英語選択。ところが引き出し限度額は7000rub すくねーだろ!私に必要なのは44000rubなのだ。迷いつつ一回引き出したところで警備員が怖い顔で「もうクローズの時間」と言い、追い出されてしまった。時刻は金曜日の20時。月曜まで銀行のATMは使えない。銀行の窓口が開いている時間ならクレカのキャッシングもしてもらえるので手数料を節約するにはそれがいいのだが、私は月曜の朝にはもう帰るのだ。
空港には ATMがあるはずで、この時本気で空港に行こうかと考えたくらい絶望的な気分になった。いったん部屋に戻り他のATMの場所を調べてみた。近くに何ヶ所かあるのはわかった。いずれも引き出し限度額はあるようだが、行ってみないとわからない。
翌朝、ショッピングセンターの中のATMで残りを引き出すことにした。ネフスキー大通りに出て一番近いショッピングセンターのATMの限度額は5000rubだった。他のお客さんの迷惑にならないよう、人が並んだらすぐに譲って7回くらい操作した。マシンよって違うが、まずカードを入れて言語選択、cash drawingかget cashの表示選択、暗誦番号、金額選択で引き出しができる。手数料は後でクレカの明細をみたら一回108円だった。街中には路面にATMがあったりするが、なるべく銀行か施設の中で警備員がいるところのものを使用した方がいいと思う。
この後、私はマリインスキ第2劇場でATMを見つけた。ここの引き出し限度額は15000rubだったので、慌てずにこっちで引き出せばよかったと大いに後悔したのであった。この時はたまたまそこで会った日本人女性に、キャッシュの引き出しかたを教えることができたのでまあ役にはたったということで。ちなみにマリインスキのATMは入口入ってすぐ左手にある。

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*1:公共交通機関の停留所が遠いので冬は不便だと思う

*2:前2回の旅行では、欧州系のチェーンホテルに宿泊したのでAmexが使えた