リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

白夜の季節のピーチェル街歩き

6月22日の夏至が白夜のピーク。それをすぎると少しづつ夜の時間が長くなり、私が行った頃は完全に暗くなるのは2、3時間というところだった。

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宮殿広場から見えた花火 23:30

上の写真に写っているテントや四角い構造物は、翌日のネヴァ河マラソン大会のスタート、ゴール地点と事務局テント。駐車場のあたりには簡易トイレが多数設置されていた。

この季節のピーチェルは体感気温は25℃前後、乾燥していて風もあり爽やか。

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夏のネヴァ
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ピーチェルATM事情

間があいてしまったが、記録しておきたいこと。
今回宿泊したエカチェリーナホテルは、日本領事館、エルミタージュ美術館、ネヴァ河のすぐ近くで夏は便利なところだった*1 チェックイン時点で支払いをすることにしたら、カードが通らなかった。私は普段Amexのスカイトラベラーカードを利用している*2が、ロシアではAmexはほぼ使えない。VisaかMastercardを持って行くといい。ということで持って行ったVisaカードが通らないのだ。もう一枚持っているはずが、勘違いでそれしかなかった。現金で支払うしかない。手持ちのキャッシュはそんなにない。「キャッシュマシンってどこにあるの?」とスタッフに聞いてみると、一番近いのはここ、と銀行の位置を地図に書いて教えてくれた。徒歩15分。宮殿広場を通ってネフスキー大通りまで行かねばならん。とりあえず荷物を部屋に置いてさっそく出かけた。

*1:公共交通機関の停留所が遠いので冬は不便だと思う

*2:前2回の旅行では、欧州系のチェーンホテルに宿泊したのでAmexが使えた

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Attila at Mariinsky II 30062019

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カーテンコール

私はヴェルディの初期作品が苦手だ。どんなアリアでもぶんちゃかぶんちゃかしている。好きな歌手であるとかよほど上手い人が出ていないと、速攻で寝てしまうくらい。
お芝居としてよほど面白い舞台だったらなんとか見ていられるかとも思うが、ことマリインカに関してはそれを期待することもできない。
今回《アッティラ》はZhenyaのデビュー公演になるはずだった。5月のボルドーでも《ワルキューレ》の公演の合間に練習していた。アッティラの音域は彼の声のレンジより低いと思うので、実際聞くのも楽しみだった。
ところが、出発前夜、サイトを見たらキャストが変わっていた。マリインカの場合、ドタキャンドタ出は日常茶飯事なので、ゲストキャストでもない限りあえてアナウンスはされない。
ウェブサイトのプレイビルを毎日確認しないとならない。
理由もわからないので、混乱していると病欠だということがわかった。多分いつものウイルス性の咽頭炎だろう。夏だからと油断していた。
ピーチェルには予定通り行って《アッティラ》も観たがほとんど寝ていた、
《アッティラ》はI.Abdrazakovの十八番で、この舞台も映像メディアがある。
Zhenyaが歌うもので映像が出ることはないので、いつかまた歌う時に観られる機会があるといいかと思う。とりあえず彼の出演予定は10月に入っているが。
それにしてもピーチェルにいるときは必ずオペラを振っているというゲルギー親分の律儀さよ。

Gala concert of prize-winners of the XVI International Tchaikovsky Competition at Mariinsky II 29062019

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Alexandre Kantorow (piano)
France

Mao Fujita (piano)
Japan

Dmitriy Shishkin (piano)
Russia

Kenneth Broberg (piano)
USA

Konstantin Yemelyanov (piano)
Russia

Alexey Melnikov (piano)
Russia

An Tianxu (piano)
China

Dohyun Kim (piano)
Republic of Korea

Sergey Dogadin (violin)
Russia

Marc Bouchkov (violin)
Belgium

Donghyun Kim (violin)
Korea

Ravil Islamov (violin)
Russia

Zlatomir Fung (cello)
USA

Santiago Cañón-Valencia (cello)
Colombia

Anastasia Kobekina (cello)
Russia

Maria Barakova (mezzo-soprano)
Russia

Aigul Khismatullina (soprano)
Russia

Angelina Akhmedova (soprano)
Uzbekistan

Alexandros Stavrakakis (bass)
Greece

Gihoon Kim (baritone)
South Korea

Migran Agadzhanian (tenor)
Russia

Vladislav Kupriyanov (baritone)
Russia

Matvey Demin (flute)
Russia

Alessandro Beverari (clarinet)
Italy

Nikita Vaganov (clarinet)
Russia

Sofia Viland (flute)
Russia

Alexei Lobikov (trombone)
Russia

Yun Zeng (horn)
China

Felix Dervaux (horn)
France


The Mariinsky Orchestra
Conductor: Valery Gergiev

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Tannhäuser at Mariinsky Concert Hall 29062019

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マリインスキコンサートホール

マリインスキ劇場は、旧劇場、新劇場、コンサートホールの3つのヴェニューを持っている。コンサートホールだけはバス停ひとつ分離れているが300メートルくらいの距離なので旧劇場まで歩いてもたいしたことはない。この日はまずコンサートホールで《タンホイザー》を聴いてから新劇場でチャイコフスキーコンクール入賞者ガラを観る予定だった。指揮はゲルギー親分。
親分は今年バイロイト音楽祭に《タンホイザー》でデビューする予定。マリインスキの新演出(とはいえ、セミステージ形式)《タンホイザー》はその練習のようなものだろう。とすればかなり完成度は高いはず。

Conductor: Valery Gergiev
Tannhäuser: Sergei Skorokhodov
Elisabeth: Anastasia Schegoleva
Venus: Yulia Matochkina
Wolfram von Eschinbach: Vladislav Kupriyanov
Hermann: Dmitry Grigoriev
Walther von der Vogelweide: Stanislav Leontiev
Biterolf: Yevgeny Ulanov

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サンクトペテルブルク来てます

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白夜の星音楽祭に来てみたくて、またやってきました。ゲルギー親分が今年バイロイトでも振るタンホイザー、チャイコフスキーコンクール入賞者ガラ、アッティラを観てすぐ帰る旅程。ちなみにZhenya のアッティラデビューの予定でしたが、キャンセル。ʅ(◞‿◟)ʃ

ボルドーまとめ

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最終日は、ボルドー サン・ジャン駅前のホテルに泊まっていた。
復路はメリニャック空港からヘルシンキまでのフィンエアの便があったのでそれで戻ることにしていた。
駅とメリニャック空港までは直通バスがあるとのことで、それに乗るつもりだった。
朝起きて身支度をしてからバス乗場に行くと空港行きの表示があるバスが停まっていた。定時より早いが「空港行きですか?」と運転手に聞くとそうだと言う。運賃は1.7€でなんか安いなと思った。*1
空港に行くならいいか、とそのまま乗車。中にいた一人の日本人女性が話しかけてくれた。彼女に「これってもしかして路線バス?」と聞くとそうだと言う。時間は直通より倍くらいかかるけど安いしいいよね、と笑っていた。ワインがお好きで一人でワイナリー巡りなどをしてボルドーで過ごしていたそうだ。彼女とおしゃべりしていたので、長いはずの乗車時間も短く感じた。

*1:直通バスは7€のはず

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