リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

You must go. Bayerische Staatsoper 2015/2016 season

バイエルン国立歌劇場の来シーズンのプログラムが出た。この頃はTwitter でどんどん告知されるので、あえて記事にすることはないな、と思っていたのだが、これは私のわくわくメモとしての記録だ。 

 

 

 

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スター性あるいは話題性のある歌手や指揮者、演出家を集め、ずいぶんと気合が入ったプログラムだと思う。
興味深い演目がいくつかあるが、私はほぼ一点賭けだ。
新演出のひとつ、プロコフィエフの《炎の天使》。キャストをみてほしい。卒倒もんである。少なくとも私と、同好の士にとっては。
Musikalische Leitung: Vladimir Jurowski

Ruprecht: Evgeny Nikitin
Renata: Evelyn Herlitzius
Schenkwirtin: Heike Grötzinger
Wahrsagerin: Elena Manistina
Agrippa von Nettesheim: Vladimir Galouzine
Mephistopheles: Kevin Conners
Äbtissin: Okka von der Damerau 

昨年の11月、私の favourite が何のタイミングだったか忘れたがこう言った。
「来年の11月、ミュンヘンでいいのやるから、期待して」「なに?」「炎の天使」「公演があるのは知ってる*1指揮は Jurowski でしょ?」「いや、Petrenko、Kirill だよ。*2 プロコフィエフ好きだろ?」「うん!観たい!」「You must go!」(めっちゃにこにこ)
でもその時、まさかルプレヒト*3を歌うとは思っていなかった。この演目で彼が歌っていたのはバスのファウストの役だったからだ。
たしかにこのところ、バスバリトンというよりも、もっと上の音域のバリトン役を歌うようになっている。なぜそんなに期待しろと言ってたのか、ここで納得。
レナータをEvelyn Herlitzius が歌うというのも嬉しい。きっと狂気に満ちたすごい舞台になると思う。Jurowski兄の常に知的で綿密な音楽創りも楽しみだ。レクチャーがあったらぜひききたい。

でも、この公演日程では私は行けないのではないかというのがつらいところ。7月のオペラフェスの時に行けたらいいな!と、ここに書いておく。

*1:某友人のリークによりきいてはいたのだ、てへ。

*2:これが大間違い。いろいろあるから間違えてもしょうがないな、と思う。

*3:何を歌うかきかなかったのは、たいへんな手抜かりであった