リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

パッキング

学生の頃から、旅といえばひとりが多いわたくし。多々ある失敗から学んだこともそのうち機会があれば記載していきたいが、パッキングその他のことなど。

スーツケースを持って旅行に出かける場合、自力で階段等運べる*1重量にするようにしている。14㎏くらい。
移動が多く、短期の場合は機内持ち込みできる手荷物だけにする。
着物*2 も入れて、約7㎏(バッグの重量が1.9㎏)のキャリーバッグとA4サイズくらいのサブバッグで出かけるというのを時々やっている。列車やバスに乗ることが多い場合はこれが楽。*3

 荷物を減らす…これはもう「持っていかない」というのが最大のコツ。
三泊五日だと、私の場合下着以外の着替えは一組しか持っていかない。(ただし着物がなければ二組、さらにワンピース一着とパンプスくらいは入るはず)これ以上の日数でも下着類だけは日数分持っていく。お洗濯すればもっと減らせると思い、そうしてみたこともあるがめんどくさくなり、洗濯するくらいなら同じの何回か着用しちゃえという女を捨てるような結末になったので、それはやめた。女性用のパンツやタイツくらい数枚増えたってどってことないのだ。
機内で着るものは柔らかい素材のワンピースにレギンス*4、温度調節のためのカーディガン、ショール(私の場合はたいてい大判のプラトーク)。
ハイキングでもない、都会の旅行にスニーカーをはくのは好きじゃないので、低めのヒールのパンプスかサンダル、冬ならショートブーツにしている。着物じゃない時は劇場用ハイヒールと履き替え用パンプス一足は持っていける。
スーツケースあるいはキャリーバッグの中にしまうものはとにかく、小分け収納用のアレンジバッグを使って、ばらばらにならないようにする。いろんな大きさのものがあるから、洋服や小物、用途別にいくつか。着物や帯も持ち運び用の布製のたとう紙(紙じゃないけど)や不織布の薄い袋に入れてぺたんこにする。着付用の小物もたいしていらないので、ちょっと大きめのポーチに入るくらい。*5 履物も平らになる履物入れに。パンプスも、不織布の袋にいれてあいたところに入れる。途中で入らなくなって外にぶら下げるはめになったこともあるが(小学生がランドセルの横に上履き入れをぶら下げてるかんじ)、そうじゃまにはならなかった。
液体物を含む化粧品の類は(機内持ち込みの場合)、持ち込み用のプラスチック袋に入れなくてはならないので、パウチの分包になったものにする。売ってなければ、サンプルをもらう。私の場合は二十年来使っているメーカーがあるので、そこのカウンターに行って買い物ついでに化粧水からファンデーションまでサンプルをもらうことにしている。

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いきなり行ってもたくさんはもらえないので、日頃の買い物もしているという条件がつくが。ドクターシーラボのオールインワンゲルは、いろいろ種類が要らないうえに、現品を買うといくつか分包のおまけがついてくるので、旅行用ならそれでいいかも。シャンプーも同様。小さいものでも筒状の容器に入っていると厚みが出るので、場所ふさぎになる。使いかけを保存できるようにファスナーのついた小分け袋も用意しておくといい。それは他にも薬を入れたり、アクセサリーを入れたり(とにかくなるべく「薄く」なるようにする)できる。私は使い捨てコンタクトレンズを時々使うので、それを使う分だけ。
メイク用には毎年クリスマス時期に出るディオールのメイクパレット。マスカラとマスカラベースはどうしようもないのでそのまま持っていく。
香水はソリッドタイプ。ヘアワックスもこのくらいの小さい容器のを。

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液体物でないもので、水回りで使うものは全部まとめてポーチに入れる。サニタリーパッドは日本のものが優れているので多少かさばろうとも、持っていくほうがいい*6

A4サイズバッグの方には、プリントアウトしたチケット類を用途別にホルダーに納めたもの、薄い長財布、iPadmini、携帯電話、デジカメ、歯ブラシや小さい化粧ポーチ、パスポートその他貴重品を入れる。たいてい劇場にもこのまま持っていくから、いかにも「旅」仕様のものは使わない。

寒い時期、コートは当然もって行くだろうけど、予想以上の寒さだった場合に役に立つのがユニクロのウルトラライトダウンベスト。驚くほどコンパクトになるので、隙間に詰めることも可能。

前回ドレスデンに行った時の約7㎏(機内持ち込みキャリー)の内容:

(着物)レース羽織、単衣着物、半幅帯、ウソつき襦袢、草履、着付小物
(洋服)薄手長袖カットソー1、半袖チュニック1、サブリナパンツ1、寝間着用長袖Tシャツ1、下着と靴下日数分
(その他)薬、メイク用品、洗面用具、充電器、マルチプラグ、カメラ
以上。
ま、未開の地に行くのでなければたいてい何でも現地調達が可能*7と思えば気楽だろう。

*1:エスカレーターあるいはリフトがあっても稼働してなくて、そこで途方にくれることがままある。外国の男性はだいたい親切なので、しばらく待っていると助けてくれる人がくるかもしれないが、常に期待はできない

*2:ただし単衣.。帯も半幅か夏ものならばOK

*3:バスはともかく、列車の中ではなるべく自分の荷物は身近に置くことにしているが、スーツケースだと席によっては困難な場合がある。

*4:レギンスをストッキングやタイツに替え、細いベルトをしたらコンサート会場にも行けるくらいの、見た目のいい生地で丈も長すぎないもの。つまり「機内着」だけにならないようにする

*5:襟芯は丸くして。襦袢はひものついてるのを着るため、腰紐2本。伊達締め、帯揚げ、帯締めもかなり小さくたためる。帯板はなしか夏用のメッシュの薄いもの。帯留やかんざしは懐紙(これが便利なので必携品)入れに入れておく。帯枕もなし(半幅なら要らない。あるいは帯揚げにタオルやタイツみたいなものを入れる。ヘアゴムがあると、帯揚げを留められるので便利)か、柔らかい小さ目のものにする

*6:欧州で何度か購入したことがあるが、どうも使い心地が悪い

*7:ただし、自分用の薬と真冬に使い捨てカイロは必要