リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

ストラスブール

ルクセンブルクのオペラを観るミッションが終わって翌日、私はストラスブールに住んでいる友人に会いに移動した。TGVに乗らなくともロレーヌで乗り換える列車でいけばよい。フランス国鉄のアプリできっぷは購入できたが、引き取りは駅のマシンでしろという。チップ付きのクレジットカードを持って来なかった私は、窓口での引き取りになり、手数料を取られてしまった。
何事もなくストラスブール駅着。

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ストラスブール駅

 北ホールで待ち合わせ。スーツケースを預けられるロッカーが見当たらなかったのでインフォメーションで荷物預かり所があるか尋ねるとホーム脇にあると言う。またホームまで戻って預かり所に行くと人がいっぱい。これ預けられるんだろうか、と思う間に各国語で「full」と書いた紙を持ったスタッフが出てきた。日本語は「いっぱい」と書かれていた。仕方ないので荷物を持ったまま駅近のレストランに移動した。観光するのはあきらめて*1ランチとおしゃべりをして過ごすことにした。
アルザス料理のお店だったので、地元っ子の友人のすすめで

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フォアグラ

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ベッコフ

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ベッコフの中身

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アイスクグロフ(クグロフ型アイスクリーム)

 をいただいた。エスカルゴも名物だとのこと、友人が「カタツムリ好き?」ときくので「私は苦手」と答えると「日本人はカタツムリ嫌いな人多いよね」と言っていた。そうなのかな。ベッコフはSoufflenheimの陶器を使ったオーブン料理。「こうやって食べるのよ」とせっせと煮汁をお皿に取り分けた中身にかけてくれ、器が名物なんだから写真撮っておきなさいと友人はお母さんみたいに世話をやく。シンプルで美味しいが、じゃがいもだらけ。「これじゃがいもばっかりだね。食べきれないよ」「そうねえ。ドイツとかロシアってじゃがいもばっかり食べるじゃない?そっちに似てるお料理かも」
ストラスブールは今はフランス領だがドイツ領の時代もあり、どちらかというとドイツ文化圏のように感じた。お料理のメニューも普通にドイツ語っぽいものが多い。
他のテーブルのお客さんたちはシュークルートとかタルトフランベを注文している人が多かった。
友人はつい2週間ほど前にサンクトペテルブルクに行っていたので、その話をきいたりしていた。
お店のランチ営業が終わると、駅中のカフェに場所を移して約4時間しゃべりたおして5年ぶりのミーティングは終了。
パリまではTGVで。乗りこんで席に着くまで見送ってくれた彼女に手を振って、その後散々なめに遭うことなど想像もせず、パリに向かった。
ストラスブールの劇場にも行ってみたいし、またぜひ寄りたい町だ。

*1:後日テロがあったクリスマスマーケットが近くにあったのでそこに行きたかったのだ