お天気もよかったので、朝早くからぶらぶら。
ちょっとひんやりな空気が気持ちいい。
ナッシュマルクトでランチの時に飲んだ赤のシュトゥルム。9月から11月まで出回る、ぶどうジュースからワインへと変わる途中の発泡葡萄酒。「冷やし中華始めました」みたいなかんじで、店先には「Rot / Weiss Sturm」と書かれた紙が貼ってあったり黒板に書いてあったりする。ぷくぷく泡だって、少し濁っているところが「嵐」の景色のようだからこの名がついているとか。
アルコール度数はあまり高くない。ナッシュマルクトとカールスプラッツのカフェの中の一件と、歌劇場のそばの屋台で見かけた。
アルベルティーナやシシィ博物館にも行ってみたが、今回のメインの観光ポイントは、オーストリア国立図書館 大広間プルンクザール。
王宮広場の一角に、世界一美しい図書館といわれる空間が存在している。
見事な装飾写本
古川美術館の4年に一度ある「ブシコー派の時祷書」の前回展示の時にレプリカがあった「黒の祈祷書」
バロック様式の内装が非常に美しく、蔵書も多い。ここはインキュナブラ*1の割合が多く、そこがやはり修道院の文書館と違うところだ。ハプスブルク帝国とウィーンの趨勢も感じられる、素晴らしい場所だ。
*1:揺籃印刷本と称される、最初期の活版印刷本