リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Opera

Der Fliegende Holländer MET Live in HD

ロンドンから戻った時点では以前のSARS流行時とさほど変わらず、COVID-19も収束するだろうと考えていた。3月にはMETに行くつもりでもいた。ところが情勢は2週間ほどで劇的に変わった。METは3/12に劇場閉鎖と以降の公演を全て中止と発表した。この《さまよえ…

Parsifal at Philharmonie de Paris 22092019

鑑賞の記録としてデータのみ書いておくことにします。 Orchestre et Choeur du Mariinsky Valery Gergiev, direction Mikhaïl Vekua, Parsifal Yulia Matochkina, KundryYuri Vorobiev, GurnemanzEvgeny Nikitin, Klingsor Alexeï Markov, AmfortasGleb Pery…

Iolanta at Philharmonie de Paris 21092019

朝のシテ・ド・ラ・ムジーク 奥の見えるのがフィルハーモニー 部屋からフィルハーモニーが見えた。朝早い時間、空がきれいだった。今回の「週末サンクトペテルブルク」は《イオランタ》と《パルシファル》ダブルビルではなく二日間のプログラムだ。昨年はリ…

Attila at Mariinsky II 30062019

カーテンコール 私はヴェルディの初期作品が苦手だ。どんなアリアでもぶんちゃかぶんちゃかしている。好きな歌手であるとかよほど上手い人が出ていないと、速攻で寝てしまうくらい。お芝居としてよほど面白い舞台だったらなんとか見ていられるかとも思うが、…

Tannhäuser at Mariinsky Concert Hall 29062019

マリインスキコンサートホール マリインスキ劇場は、旧劇場、新劇場、コンサートホールの3つのヴェニューを持っている。コンサートホールだけはバス停ひとつ分離れているが300メートルくらいの距離なので旧劇場まで歩いてもたいしたことはない。この日はま…

DIE WALKÜRE at l'Auditorium de Bordeaux 23052019

名演というのはそうめったにあるものではない。今回の《ワルキューレ》は、間違いなく名演のひとつだったと思う。メジャーなヴェニューでもなく、有名な歌手が出ているわけでもない。おまけにフランスの地方都市でワーグナーとは*1私のように歌手を選ぶ人以…

DIE WALKÜRE at l'Auditorium de Bordeaux 20052019

先にブリュンヒルデダックが案内したように、ボルドー国立オペラの新プロダクション《ワルキューレ》*1を観てきた。3回公演しかないので、きっぷは早々に完売だった。この日の席は希望の場所が取れなかったので、時々チケットサイトをチェックしていたら最…

The Gambler at Mariinsky II 24022019

マリインスキ新劇場 この日は新劇場での鑑賞。プロコフィエフの《賭博師》指揮者はまたまたSmelkovだった。このプロダクションはマリインスキレーベルから映像が出ている。 PROKOFIEV The Gamblermariinskylabel.com Conductor: Pavel Smelkov The General: …

Prince Igor at Mariinsky Theatre 23022019

Evgeny Niktinは今年の11月から12月にかけて上演されるパリオペラ座の新演出《イーゴリ公》のタイトルロールで出演することが決まった。パリオペラでは来年《ボリス・ゴドゥノフ》の再演もありそちらにもプレミエと同じくワルラーム役で出演の予定。 マリイ…

Fidelio at Grand Théâtre de la Ville de Luxembourg 07122018

「観た」という記録だけはしておこうと思う。ルクセンブルクの《フィデリオ》は、中1日空いて2公演だった。当然両日のきっぷは買ってあり、2回目の席は2階中央やや下手より最前列だった。1回目より見通しはよかった。この前日空き日の昼間Zhenyaから体…

Fidelio at Grand Théâtre de la Ville de Luxembourg 05122018

ルクセンブルクは欧州の国としては比較的新しいため、宮廷劇場風のオペラハウスはない。ルクセンブルク大劇場と称する劇場は、オペラ、バレエ、ミュージカルなどが上演されるが座付きのオーケストラやアンサンブルはいない。そのため、指揮者が手兵のオケご…

驚異のカウンターテナーズ&テノール Artaserse @ Oper Köln 27.12.2012

ナンシーを皮切りにツアーの先々で激賞されてきた『アルタセルセ』プロジェクト。 最終日に突撃してまいりました。 ケルンオペラは現在改装中で、まんまミュージカル用のテントのような仮小屋が中央駅のすぐそばにあります。 キャッツシアターの中に、オペラ…

Götterdämmerung (Le Crépuscule des dieux) at Philharmonie de Paris 23092018

リング4作品の中で最長の《神々の黄昏》を、演奏会形式で聴くにはかなり忍耐がいる。私はこの作品が大好きであるし、妙な演出ならない方がいいので演奏会形式大歓迎だが、登場人物が誰かわかるようなアイコンがあるといいなと思った。マリインスキオペラの…

Siegfried at Philharmonie de Paris 22092018

フィルハーモニー前のデジタルサイネージ マリインスキー劇場の引っ越し公演で昨シーズンにリング前半、今シーズンで後半を上演することになっていた。Gergiev親分は、国外でワーグナーの作品を主に演奏会形式だが、上演することに非常に熱心だ。ドイツ人の…

Casa Vediのマエストロに聞くヴェルディの生涯

映画『カルテット!人生のオペラハウス』の老人ホームのモデルとして知った人も多いと思う、ミラノの「音楽家の憩いの家」カーサヴェルディ。その中で唯一の音楽家職員である指揮者フェルディナンド・ダーニ氏の講演を聴いた*1。作曲家としてたいへん多くの…

Boris Godunov (1869) at the Opéra Bastille 29062018

オペラ座職員のストライキにより演奏会形式上演 Conductor: Vladimir JurowskiXenia: Ruzan MantashyanFyodor: Evdokia MalevskayNurse of Xenia Alexandra DursenevaThe Innkeeper: Elena ManistinaBoris Godunov: Ildar AbdrazakovPronce Shuiski:Maxim Pa…

ツァーリと民衆、そしてこどもの死 パリオペラバスチーユ《ボリス・ゴドゥノフ》雑感

現在パリオペラバスチーユでは、ムソルグスキーのオペラ《ボリス・ゴドゥノフ》の初稿版が上演されている。1869年初稿版はここでは初上演とのことだ。指揮はVladimir Jurowski 演出はIvo van Hove である。このふたりの指揮(音楽、舞台において)によるこの…

Fidelio at NNTT 27052018

ネタばれがありますので、これからのご鑑賞の方はご注意を。 何かと舞台演出が話題になってる新国立劇場新制作《フィデリオ》、簡単にいうと… 第1幕:モーツァルト風味《トスカ》 第2幕:モーツァルト風味《トリスタンとイゾルデ》とベートーベン作曲《ア…

Parsifal at the Opéra Bastille, matinée 13052018

Richard Jonesによる新演出《パルシファル》、多くの人々がプレミエの日を待っていた。が、しかしゲネプロが行われようという日の前に衝撃的な告知が出された。「舞台奥の防火用扉のワイヤーロープが2本切れたため、点検と修復の必要有り。《ロミオとジュリ…

Lohengrin 東京春祭 08042018

上野春祭の演奏会形式ワーグナーシリーズはいい。と言いつつここ数年は足が遠のいていた。年度初めに職場で騒動が多かったからだ。今年は余裕を持って行くことができた。ワーグナーは演奏会形式でじゅうぶんであると私は考える。予算がないとかで中途半端な…

ラッシュチケットで Il Trovatore 鑑賞

時間が前後するが、2/12にラッシュチケットを購入して《トロヴァトーレ》を鑑賞したことについて。METは日曜は公演なし。ならば月曜に上演している《トロヴァトーレ》を観にいきましょうということになった。そこで月~金曜日までは正午に、土曜日はマチネ開…

Parsifal at the MET 13022018

2回目の《パルシファル》鑑賞になるので、前夜外がうるさくてよく眠れなかったこともあり午後まで部屋で眠っていた*1。せっかく持ってきたし、比較的気温も上がっていたので着物を着て出かけた。 この日の席はオーケストラの2列目。例によって下手より上手…

Parsifal at the MET 10022018

マチネ公演が終わって出待ちの後、近くで遅いランチをしてから部屋に戻り急ぎシャワー、着替え。ぎりぎりで休む時間はほとんどなかった。この回だけ観る弾丸遠征の友達2名と全行程同行の友1名、現地在住者1名、私、とけっこうなグループ鑑賞になった。席…

L'elisir d'amore at the MET matinee 10022018

最上階ファミリーサークルで鑑賞。《愛の妙薬》、実はほとんど実演を観たことがないので曲もよくわかっていないのであった。おまけにNYCに着いた直後で、着替えもせずという状態。半分くらい寝ていたかも。 Adina: Pretty YendeNemorino: Matthew PolenzaniB…

The Tsar's Bride at Mariinsky II 25122017

50ルーブル(約100円)のプレイビル。英語とロシア語版あり。 リムスキー=コルサコフのオペラは日本ではほとんど上演されない。ロシア圏でもそうしょっちゅうかかっているものでもない。《皇帝の花嫁》は、シラー劇場とスカラ座で上演された舞台のDVDとブル…

Fidelio at Teatro di San Carlo 25092017

同公演2回目の鑑賞。席は平土間前方下手側。舞台をちょっと見上げる格好になった。ステージ付きも楽しいが、この作品はコンサート形式の方が合っているような気がする。舞台設定がはっきりしていて、視覚に頼らなくても情景を思い浮かべることができるから…

Fidelio at Teatro di San Carlo 23092017

ヨーロッパで現役最古の歌劇場として有名なサンカルロ劇場。たしかに古色蒼然としている。デジタルサイネージもないし、入口も重い木の扉だった。(しかも公演前に開場するのが遅い)トイレは無料だったが、個室のカギが壊れていたりナポリっぽかった。 天井…

Tannhäuser in Bayerische Staatsoper Japan tour 28092017

素晴らしい演奏だった。今回は友人の伝手で最前列の席であったため、視界は抜群。すぐ前のオケピットから個々の楽器の音はよく聞こえた。身長が低いKiril Petrenkoのようよう見える横顔と、高く挙げられた両手にしばしば見とれる時間であった。静謐で精密、…

Paavo Jarvi 指揮 《ドン・ジョバンニ》 at NHKホール 09092017

NHK音楽祭2017の最初の公演《ドン・ジョバンニ》を聴いてきた。オペラをあまり振らないPaavoさんではあるが、そういえば《フィデリオ》も観たなあとか、ちょっと前のことだとすぐ忘れてしまう。演奏会形式だが、衣装や演技もそれなりについていて、セミステ…

Roberto Alagna のローエングリン( バイロイト音楽祭2018)デビュー

さて今年もバイロイト音楽祭の開幕日がやってきた。プレミエは《ニュルンベルクのマイスタージンガー》Philippe Jordan 指揮、Barrie Kosky*1 演出なのでけっこう楽しみにしている。当日はEBUの各ラジオ局でライブ放送があるし、日本でも一カ月も待たずにテ…