Concerts
プロローグ 新型コロナパンデミックによる行動制限がようやく緩和されてきていた2022年末、オペラ仲間の友人Nさんから「マキシムに日本でリサイタルをする話をつけてきた。チケット販売など催事運営はクラシック名古屋に依頼する。できれば満席の会場で歌っ…
モーツァルトがカストラートの声のために書いた声楽作品を集めたFranco Fagioliのソロアルバム Anime Immortali のコンサート。楽団付きツアーとして欧州を回っているものだが、連続ではないのでそのせいなのか何なのか、マドリード公演は録音で担当したアン…
鑑賞の記録としてデータのみ書いておくことにします。 Orchestre et Choeur du Mariinsky Valery Gergiev, direction Mikhaïl Vekua, Parsifal Yulia Matochkina, KundryYuri Vorobiev, GurnemanzEvgeny Nikitin, Klingsor Alexeï Markov, AmfortasGleb Pery…
朝のシテ・ド・ラ・ムジーク 奥の見えるのがフィルハーモニー 部屋からフィルハーモニーが見えた。朝早い時間、空がきれいだった。今回の「週末サンクトペテルブルク」は《イオランタ》と《パルシファル》ダブルビルではなく二日間のプログラムだ。昨年はリ…
Alexandre Kantorow (piano) France Mao Fujita (piano) Japan Dmitriy Shishkin (piano) Russia Kenneth Broberg (piano) USA Konstantin Yemelyanov (piano) Russia Alexey Melnikov (piano) Russia An Tianxu (piano) China Dohyun Kim (piano) Republic …
私はサバちゃんのコンサートには縁がなく、一度機会を逃しているため最後に彼を聞いたのは4年前。ますます成長していることと予想し、とても楽しみにしていた。 lyudmila-galahad.hatenadiary.jp プログラムには「親しい二人〜Caro Gemello〜」というタイト…
日曜の西宮に続き、初台に行ってきた。兵庫芸文ではいきなり大ホールでほぼ満席に近い聴衆、初日ということ緊張の度合いも高くオケ合わせも慣れていないようだったが、聴衆の集中力と歌唱力もあり随分といい演奏会だと思った。しかし、公演3回目のこの日は…
ついにフラちゃんが日本にやってきた。有料プログラムに、この招聘に関わる日本のファンの尽力がわかる文章が書かれているのでぜひご一読いただきたい。このフラちゃん招聘プロジェクトの発火点になったアルチーナさんと同好の友達と初日の西宮公演に行って…
Franco Fagioli 来日記念につき、以前のブログから移植してきました。文体が今と違うのが笑えますが、とりあえず。 前々日中部国際空港から出発するとき、チェックインカウンター前で若いドイツ人マエストロを見送りにきた師匠に遭遇。 当然どこに行くのか訊…
というわけで、2階の最前列に着席。地元パリで大人気のPJであるから、客席はほぼいっぱいだった。金曜日の夜で開演も遅い時間だったが後からやって来るお客さんもかなりいた。この新しいホールはベルリンフィルハーモニーを有機的にした感じだ。さすがに竣…
私はVogtさんの歌曲コンサートは聴いたことがない。春祭のリサイタルのきっぷをとったこともあったが、友人に譲ったりそもそも買わなかったり。今回は競争率が高いかも、と友人のスペアで買ったきっぷでそのまま行くことにした。前方ピアニスト側の席。アカ…
同公演2回目の鑑賞。席は平土間前方下手側。舞台をちょっと見上げる格好になった。ステージ付きも楽しいが、この作品はコンサート形式の方が合っているような気がする。舞台設定がはっきりしていて、視覚に頼らなくても情景を思い浮かべることができるから…
ヨーロッパで現役最古の歌劇場として有名なサンカルロ劇場。たしかに古色蒼然としている。デジタルサイネージもないし、入口も重い木の扉だった。(しかも公演前に開場するのが遅い)トイレは無料だったが、個室のカギが壊れていたりナポリっぽかった。 天井…
予告どおりに、Stanislav Kochanovskyの日本デビューのため、オーチャードホールまで行ってきた。 私が彼の演奏の録音を聴いたのが2年前。それ以後、彼の活躍は目覚ましく、ヨーロッパ中を飛びまわっているようだ。地元のマリインスキ劇場でも頻繁にオペラ…
「カウンターテナーリサイタル」と、銘うたれていたが、あえてふたりの「リュートソングリサイタル」と、私は言いたい。 ウィグモアホールでの同様のリサイタル youtu.be ウィーンに出かける前日*1、iestynのリュートソングリサイタルを聴いた。中学生の頃か…
宗次ホールでこれから催される、私がおすすめしなければ、と考える演奏会のお知らせです。 11/27(金)13:30 開演 エレーナ・オコリシェヴァ メゾソプラノコンサート コンサート詳細情報|宗次ホール 現在モスクワ音楽院教授で、東京でのマスタークラス*1の…
前回のウィーンと同じくコンツェルトハウスでコンサート。東京春祭で聴き損ねている Elisabeth Kulman のヴェーゼンドンク歌曲集をウィーンフィルで聴けるという僥倖。加えてハイドン、シュミットの交響曲という、いかにもウィーンっぽいプログラム。 Joseph…
NDR響、今年はアジアツアーの中での日本公演ということで、名古屋にも来てくれた。たいへんうれしいことなのだが、いまひとつ客の入りが悪かった。七分というところだろうか、3階はほとんど空席。残念なことである。救いはソリストの Arabella Steinbacher …
Maestro Mehta は連日大活躍。どうしようか迷ってきっぷは買っていなかったが、まだ席に余裕はあるみたいだし、せっかくだからこの日のコンサートも行くことにした。ハイドンの《天地創造》である。私はこのオラトリオも好きなのである。五月音楽祭では毎回…
マドリードを拠点とするRTVE交響楽団および合唱団*1 の定期演奏会に行ってきた。 開演前。舞台はこんなかんじ まずはチケットの取り方。 スペインのチケット総合販売サイト entradas com. に入り、ここの一番右端のカテゴリ(categorias)の conciertos から…
ま、当然のことながら今回の旅のメインがこちら。リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団シェフによるワーグナープログラム。 ここのきっぷはFNAC経由で購入することになっている。ホームプリントができるきっぷとそうでないのがあり、これは後者だった。席…
鈴木雅明:オルガン澤江依里:ソプラノ布施奈緒子:アルト藤井雄介:テノール渡辺祐介:バス J.S.バッハのオルガン小曲とクリスマスのコラールの演奏会を聴きに、JR静岡駅前にある*1AOIホールに初めて行ってきた。駅のすぐ前で中央郵便局のビルの中にあると…
Mark Padmore のシューベルト歌曲シリーズは2年前、東京でも演奏会があった。その時は『水車屋の娘』を聴きに行った。今回は名古屋にPadmore が*1初めて来てくれた。せっかくの機会であるのに、またここでは七分くらいの入りで、ほとんどがリートファンかピ…
出発前夜にオランダ在住で私のバーチャル姉レイネさんから、コンセルトヘボウでのGheorghiuのコンサートのチケットが当たった*1ので行ける人いませんか、とメッセージがあった。私はちょうど空いている日なので、同じく他でもごいっしょするはずのKさんとと…
at AAC Concert Hall, 16 October 2014 シチェドリン:お茶目なチャストゥーシュカチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Daniil Trifonov アンコール、ドビュッシー:水に映る影チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』 マリインスキー歌劇場管弦楽団の名古…
ミュンヘンからドルトムントまで*1ICEで約6時間、とにかくこの演目を聴きに移動した。3日あったアントニオ・カルダーラシリーズの最終日である。 *2Verónica Cangemi: DianaDelphine Galou: VenereCarlos Mena: MarteFranco Fagioli: Apollo,*3Ruxandra Dono…
2014年4月25日 於:東京オペラシティ コンサートホール 直近でジャルスキーを聴いたのは、2012年末のケルン・オペラ。 今人気沸騰中、話題のDVD『アルタセルセ』、演奏会形式での舞台最終公演だった。今年もアルタセルセツアーは欧州で行われているが、PJ…