リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

サモワールお茶会

私が通っていたロシア語教室では、5年ほど前から新年にサモワールお茶会というのが開かれる。ちょうどロシアの旧正月に当たる時期だ。
教室に飾ってあったサモワールについて、何をするものかと尋ねた受講生がいて、実際に使ってみましょうということで始まったとのこと。

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これまで参加したくても、別の用事で行けず今年初めて出席することができた。
これでお湯を沸かし*1濃くいれた紅茶を適宜そのお湯で薄めていただく。サモワールの上部にはティーポットを置いておく。これで冷めずにいつでも熱いお茶が飲めるというわけ。

ただお茶を飲むわけではなく、ロシアおよび旧ソ連圏の国の方からのお話をうかがうという目的もある。
今年はサンクトペテルブルク出身で彼の地で観光ガイドもなさっていたというEさんから、冬のサンクトペテルブルクについてのお話をきいた。
冬の遊びや劇場について。冬になると劇場に行き、お芝居やバレエを観たり、コンサートに行ったり。ロシア版サンタクロースのジェド・マロースとスニェグーラチカ(雪娘)は、各家庭を実際に訪ね歩き*2、こどもたちと遊んでくれるとか。
暖かい時期に観光に訪れる人は多いが、冬のロシアにぜひ行ってほしいというお話だった。写真で見せていただいた雪景色のサンクトペテルブルクは美しかった。今年の冬はとても寒く、オーロラも見られたそうだ。通常オーロラが見られるのは極北のムルマンスク(我がfavouriteの出身地)くらいなのに。

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お茶会のテーブルに並んだお料理。ピロシキはEさんが作ってきてくださったもので、その他はロシア語教室講師のH先生お手製。
ピロシキは揚げたものではなかった。先生の二種類のケーキとキノコのパイがすごく美味しかった。
参加者はロシア語教室の生徒がほとんどだが、それぞれ通っているクラスも違うので、自己紹介もしつつおしゃべりしてすごした。
皆さん、しっかり勉強されてて話すのも上手なので、私も勉強しなおさないと…と思ったことであった。

*1:電気ポットと同じようなもの

*2:俳優さんなどに依頼するそうだ