リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

バルセロナ

私はスターアライアンスのメンバーになっているので、今まではずっとルフトハンザを使っていたが、今回初めて*1フィンエアを利用した。行きの飛行機はがらがらで、真ん中の4席のシートはほとんど空いていた。乗継便が1時間半ほど遅れたため、バルセロナの宿に着いたのは23時近かった。宿泊先はリセウ劇場の隣(裏?)のホテル・エスパーニャ。ランブラス通りから小路を少し入ったところにある。リセウのホワイエ側の出入り口から数メートルの距離だから、大雨だったりしても大丈夫。

 50メートルほど先がランブラス通り。カタルーニャ広場もゴシック地区も近い。そのため、地下鉄などの移動はあまりしなくてもすむ。こういう場合はどこの都市にもあるビジター用の交通機関割引*2チケットを使うまでもない…ということで、カタルーニャ広場の案内所でまずアーティケットというバルセロナの主要美術館6館*3のミュージアムファストパスを購入。30ユーロなので、各館の入場料を考えるとだいぶお得。もちろん、シニアや学生は入場料の設定がずっと安い。私のようにいっさいの割引対象にならない人や、入場券を買うのに並ぶのもうんざりという人向けだ。

f:id:Lyudmila:20140703143733j:plain

これを使って美術館をぶらぶら見て歩き、コロンブスの塔がある海岸あたりも歩き、歩きすぎて二日目は脚が痛くなってしまった。一晩寝れば治るので懲りずにまた歩く。カタルーニャ美術館に行くために一度地下鉄に乗った。事前に読んだ注意点のひとつに「自動改札では切符を左側のスリットに入れて、バーを押して入る」とかいうのがあったのだが、私が乗降した駅では(日本と同じ)右側を通し、切符が戻るとドアが開いてホームに入れるという方式だった。

f:id:Lyudmila:20140702214335j:plain

大聖堂前のアンティークマーケット。アクセサリーはけっこう高い。ここから値引き交渉していくのかな?

f:id:Lyudmila:20140702214348j:plain

グエル邸の一角

前回来たのはもう15年も前のことだが、その時にガウディの建築*4などは見たので、行き損ねたモンセラット修道院へは現地ツアーに参加した。これは別項に記載する。

三日目の夜にはバルセロナ在住のAさんと食事をした。ランブラスのタパス屋さんに連れていっていただいて、たいへん楽しい時間をすごした。ずっとおしゃべりしていて、笑いっぱなしだったのは久しぶり。これで初対面なのだから、*5趣味が共通というのはすごいことなのだ。
スリやかっぱらいには細心の注意を払ってすごす必要はあるが、バルセロナはおおむね居心地のいい、わかりやすい街だ。

*1:今年になってスカイトラベラーのカードにしたのと、航空運賃が安かったから。いろいろとなじめないところがあったので、運賃が極端に違わなければ、またルフトハンザのほうにすると思う

*2:実際はウィーンカードとベルリンウェルカムカードくらいしか使ったことはない

*3:ピカソ美術館、ミロ美術館、カタルーニャ国立美術館バルセロナ現代美術館、バルセロナ現代文化センター、タピエス美術館

*4:グエル邸には行っていないので訪ねてみた

*5:もちろん彼女の優しく、オープンなお人柄に拠るところも多い