リセウのパルシファル2回目の鑑賞。開演前に、この日に亡くなったフィンランドの作曲家Kaija Saariahoの訃報と、アンフォルタス役が同じくフィンランド出身のTommi Hakalaに交代との舞台アナウンスがあった。
PARSIFAL: Nikolai Schukoff
KUNDRY: Elena Pankratova
GURNEMANZ: René Pape
AMFORTAS: Tommi Hakala
KLINGSOR: Evgeny Nikitin
TITUREL: Paata Burchuladze
Conductor: Josep Pons
Symphony Orchestra of the Gran Teatre del Liceu
Chorus of the Gran Teatre del Liceu (Pablo Assante, conductor)
Coral Càrmina (Daniel Mestre i Dalmau, conductor)
Cor Infantil Amics de la Unió (Josep Vila Jover, conductor)
この日もオケと合唱は絶好調。席はパルケットの前方だったので、前回とは比較にならないほど音がまとまって聞こえた。
倍音の響きが美しく、バンダや合唱も距離感が表現されるように配置しているようだった。合唱指揮者も衣装を着て混ざってるとこが面白いなと思った。
オケと合唱、ソリストとこれだけまとまってるのは初めて聞いたような気がする。
大健闘はアンフォルタスのHakalaで、前回Goerneが少し不調っぽかったのでよけい元気さが目立ったのだろう。
グルネマンツは肝心の一幕の説教のところは二日酔いか?と思うところもあったが、あとはほぼルーティン化してる安定感だった。それにしてもいつの間にかほんとにおじいさんぽくなっちゃって・・・。
2幕は多分いつもだろう。華やかで舞台の演者が生きいきして見事だった。終わると大絶賛。
すんません。2幕の主役はクリングゾルだと思ってるもんで。
長いはずだけど、緩むところが全くないので、あっという間に終わってしまったように思った。
カテコ終わって、さて何時かなとロビーの時計を見ると12時少し前だった。上演時間が4時間かかってないのはちょっと珍しいんじゃないか。
けっこうな回数《パルシファル》を観てきたが、レアルの公演が最高かと。Ponsは他の劇場でももっとワーグナーを振ってほしい。