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リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Annaのエルザデビュー、Nadjaのオルトルートデビュー

5月から6月にかけて、Anna Netrebko は、ゼンパーオパーと、マリインスキー劇場でエルザ*1 のロールデビューを果たした。彼女は2年後にバイロイト音楽祭でもエルザを歌う予定。
ワグネリアンとファンの間でも賛否両論であった。彼女自身はワーグナーの作品が好きだと以前語っていたし、リリカルでドラマティック…というエルザの役に声は合っているのではないかな、と私は思う。しかし、どうしてもディクション*2 と表現がワーグナーの作品向きではないとも感じる。
ゼンパーオパーの方では、Piotr Beczala がこれまたローエングリン像を塗り替える*3ロールデビュー。
いわゆるワーグナー歌手の存在というものは、今はもうワグネリアンたちが持っている幻想ではないのか、と考えてしまった。
また、マリインスキ劇場での公演では、Nadja Michael がオルトルートデビューだった。Nadja はメゾからソプラノにスイッチした人で、ワーグナー以外のレパートリーが、私の大好きな W.Meier 様に似ているし、ドイツ人であることからもまったくこの役に違和感はない、と思った。
マリインスキ劇場の方は、男声陣をアンサンブルの中でもかなり強力なワーグナー歌手でそろえていた。
それにこの劇場の持っている《ローエングリン》の舞台は非常に美しい。
私は常々この舞台を見てみたいと熱望しているのだが、実際に行くには難しい。この公演も白夜祭のプログラムで一回限りだし、連続で上演されることがあまりないからだ。
どの程度信頼のおける情報かはわからないが、今回はAnna のおかげでどうも秋頃に録画がブルーレイで発売される予定があるらしい。
ほんとだったら、どんなにうれしいことか。ぜひ実現してほしい。

サンクトペテルブルクテレビのニュースビデオ。素敵な衣装と装置がおわかりいただけると思う。


Anna Netrebko sings Elsa in St. Petersburg 2

Nadja のインタビューもMariinsky En の方のチャンネルにアップされた。


Nadja Michael at the Mariinsky

*1:言うまでもなく、ワーグナーの《ローエングリン》で

*2:ドイツ語に似て非なる言語に聞こえる

*3:誉めてません