リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

ピーチェル街歩き 2

聖イサアク大聖堂も有名な観光スポットであるが、季節柄それほど観光客はいなかった。カッサは大聖堂の真横に位置していた。階段を登って上まで上がる共通券を自販機で購入。

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この位置から右を見るとカッサがある

おもむろに内部に入場

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豪華装飾

血の上の救世主教会もここが管理していて、共通券などもあるが内部の装飾は随分と差がある。こちらの方が骨太で壮麗な古いロシアの美を感じる。
どこもこの燻んだ金色にきっかりとした色遣いのイコン。古い教会の装飾はそれ自体が天上と神の言葉を信徒に伝える「死者の書」だと言われるが、その意図がダイレクトに伝わってくる。
内陣を見学していったん外へ出てから、大聖堂のてっぺんに登る階段の入口へ向かった。階段は240段ほど。ピサの斜塔の約300段も登ったことがあるので大丈夫。
螺旋階段なので途中で目が回りそうになる。登り切って外の景色。

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もう少し雪があるともっと綺麗だったかもしれない。
サンクトペテルブルクってやはりアムステルダムに似ている。

ここから降りて、またバスに乗りホテルまで戻った。

さて部屋に戻ってもやはりまだ荷物は届いていなかった。放っておいたらいつまでたっても来ないだろう。アエロフロートのロストバゲージのトラッキングサイトを見ていたのだが、アクセスできなくなってしまった。どちらにせよ私の荷物のステイタスは配達中から更新されていなかったし。
コンシェルジュに事情を説明して、電話で問い合わせてくれるように頼むと、なんとすぐ解決。20分後に配達するという言葉通りその後無事配達された。
もう明日帰るという時だがとにかくよかった。あまりにもうれしかったので部屋に戻って用意していたぽち袋に少し多めの心づけを入れてコンシェルジュに渡した。
コンシェルジュ嬢は、「そんな、当然のことをしただけで…」と顔を赤くしてようよう受け取ってくれた。
午後3時になっており、この日はマリインカ新劇場へ行くつもりだったのでホテルの隣のトラットリアで遅い昼食をとり、少し休んでから今度はニットワンピースに着替えて出かけることができた。
雪は降っていなかったので、またバスに乗った。反対方向に乗ってしまって途中で気づいて乗り換える。やはり余裕を持って出た方がいい。