リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

ボルドー大劇場

ボルドー大劇場でオペラではなかったので、見学ツアーに参加することにした。
驚くことに最近までシーズン中の見学ツアーはなかったのだそうだ。
観光客用なので、英語のガイドもあるようだが私の行きたい時間はフランス語ガイドだった。ホールの前で集合。学生の見学や別のツアーも同じ場所で集合していたので一時的にカオス。

f:id:Lyudmila:20190603214745j:plain

ホール大階段前

参加したツアーは10人ほどの参加者だった。ガイドさんは最初に「フランス語ですが、大丈夫でしょうか。あなたたちはどこからいらしたのですか?」と3人連れの人たちに聞いていた。彼らは「イタリアです」と答えていた。私はどう見ても外国人なのでフランス語がわかる外国人だと認識されたようだ。わからんけど。それでも頑張って拾える単語を聞き取ってついて行った。建造に使用されている石や外周の説明、彫刻の解説などから始まった。

f:id:Lyudmila:20190603214804j:plain

これは魔笛のタミーノの衣装

上階のギャラリーには、オペラやバレエの衣装が飾られている。明るいところで見ると博物館然としている。写真に撮るといい感じになるが、実際は古臭くてちょっと侘しい雰囲気だ。展示替えはあるらしい。

f:id:Lyudmila:20190603214829j:plain

ギャラリーから下のホワイエをみる

肝心のホールの中はバレエのリハーサル中で入れず、遅刻部屋(調光室かも?)みたいなところから見せてもらった。写真は撮影禁止。ガルニエがここにインスパイアされてパリのオペラ座を設計したというところだから、確かにオペラ座よりさらに年季の入った豪華さがあった。ただバルコン席も椅子が隙間なく並んでいたので、実際このままで座らなければならないのならつらいなと思った。古い劇場の問題は椅子だな。
金色の装飾と天井画は美しく、夜の舞台だったら夢のように美しいだろうとは想像できた。
その後はカンファレンスルームと小ホールへ。

f:id:Lyudmila:20190603214911j:plain

小ホールの天井画

f:id:Lyudmila:20190603214945j:plain

作曲家の肖像がぐるり。これはモーツアルト

f:id:Lyudmila:20190603214847j:plain

カンファレンスルーム

ツアーは50分ほどで終わった。劇場の外回りをみる、というようなものだったが建物に入って見ることができたのでとりあえずはこれでよし。いつかオペラを観に来たい。
バロックオペラがいいな。