Alexandre Kantorow (piano)
France
Mao Fujita (piano)
Japan
Dmitriy Shishkin (piano)
Russia
Kenneth Broberg (piano)
USA
Konstantin Yemelyanov (piano)
Russia
Alexey Melnikov (piano)
Russia
An Tianxu (piano)
China
Dohyun Kim (piano)
Republic of Korea
Sergey Dogadin (violin)
Russia
Marc Bouchkov (violin)
Belgium
Donghyun Kim (violin)
Korea
Ravil Islamov (violin)
Russia
Zlatomir Fung (cello)
USA
Santiago Cañón-Valencia (cello)
Colombia
Anastasia Kobekina (cello)
Russia
Maria Barakova (mezzo-soprano)
Russia
Aigul Khismatullina (soprano)
Russia
Angelina Akhmedova (soprano)
Uzbekistan
Alexandros Stavrakakis (bass)
Greece
Gihoon Kim (baritone)
South Korea
Migran Agadzhanian (tenor)
Russia
Vladislav Kupriyanov (baritone)
Russia
Matvey Demin (flute)
Russia
Alessandro Beverari (clarinet)
Italy
Nikita Vaganov (clarinet)
Russia
Sofia Viland (flute)
Russia
Alexei Lobikov (trombone)
Russia
Yun Zeng (horn)
China
Felix Dervaux (horn)
France
The Mariinsky Orchestra
Conductor: Valery Gergiev
私はコンクールには興味はないし、ピアノにもさほど関心はない。
しかしちょうどピーチェルにいる時にチャイコフスキーコンクールの入賞者ガラがあるというのだから聴かない選択はないと思った。興味がないゆえに誰が入賞しようが関係なく早いうちにきっぷを購入しておいたのが功を奏した。結果をみれば日本人の藤田さんがピアノ部門第2位に入賞。当日までに当然チケットは完売。ダフ屋も出ていた。
開演は21時から。《タンホイザー》は19時頃に終わったので、その間約2時間。
当然ながら実際に始まったのは21時30分だった。
ゲルギー親分と入賞者たちは前日モスクワでガラコンサートあったので、この日朝からピーチェルに移動して、そのままコンサートに突入した様子。マリインスキ―オケとはリハなし。
さすがにこのコンクールを勝ち抜いてきた強者だけあるし、高揚感がそのまま持続しているのだろう、どれも素晴らしい演奏だと思った。
ピアノの藤田さんのピアノコンチェルトの隙の無さと度胸には本当に感激した。演奏終わってゲルギー親分は彼の肩を抱きかかえて嬉しそうに舞台袖に消えて行った。
チェロ、フルート、ヴァイオリン、ホルン、次々演奏が続く。
声楽部門もギリシャ人バスのボリス、胸に迫る演奏だった。この人はすでにボリショイ劇場で歌っている。
そして今回からこのコンクールに設けられたDmitri Hvorostovsky Memorial Prize の受賞者Vladislav Kupriyanovは、なんと直前の《タンホイザー》にも出ていた。ハシゴ演奏してるのはゲルギー親分だけかと思ったら…。
すでにマリンスキのアンサンブルとして活躍しているので、お墨付きをもらってますます忙しくなるだろう。*1
ドイツものに特化して世界の舞台に出て行っているロシア人歌手はそれほど多くないので、これからの人として注目していきたいと思う。
*1:Zhenyaも過去のチャイコフスキーコンクールで声楽部門2位を取っている。