リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

The Rocking Baritone by Bertrand Normand

先の記事からずいぶんと経ってしまいましたが、3/10からBertrand Normandのドキュメンタリー映画 The Rocking Baritone発表のためのクラウドファンディングが始まりました。

 

6年間かけて撮影し、約60時間に及ぶフィルムを編集したものです。最後の仕上げのために€7000の資金を募ります。
この金額は集まると思います。それ以上の目標は映画そのものを多くの人に知ってもらうこと。
Normand監督は世界中で上映し、テレビ放送やウェブ配信も目指しています。監督は私が作成し運営しているEvgeny Nikitinのサイトを高く評価してくださっており、なぜ彼をフォローするのか、と私に尋ねました。
私の答えは「以前からよく日本で公演をしていたマリインスキ劇場のソリストとしては知っていた。でも彼が特別なアーティストだとわかったのは2012年に新国立劇場の招聘でオランダ人を歌った時から。その夏にバイロイト音楽祭を降板する事件があった時、私は非常に落胆した。それから彼が本当に稀有な才能を持つアーティストだと多くの人に知って欲しかったから情報提供をするウェブサイトを作った」
監督は、スキャンダルの周辺にあった「オペラとヘヴィメタル兼務の珍しい歌手」「もと不良の名門劇場ソリスト」のような内容ではなく、彼がアーティストとして芸術に真摯に向き合っている姿を描こうとしています。
順調にいけば来年6月にプレミエ上映が行われるでしょう。

応援と賛同をいただけると幸いです。

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