映画『カルテット!人生のオペラハウス』の老人ホームのモデルとして知った人も多いと思う、ミラノの「音楽家の憩いの家」カーサヴェルディ。その中で唯一の音楽家職員である指揮者フェルディナンド・ダーニ氏の講演を聴いた*1。
作曲家としてたいへん多くの財を成したヴェルディの最後の傑作といわれたのがこの「音楽家の憩いの家」。主に演奏家が入居しているが、音楽に関わる仕事をしていたことが入居条件になっているので必ずしも演奏家でなくてもいいそうだ。
来年に公開される予定というドキュメンタリー『Viva Verdi!』
このトレーラーの紹介が講演の最初にあった。これに見られるカーサの日常に興味をひかれたので、公開されたらぜひ観に行こうと思う。
今回はカーサの紹介ではなく、その建設に至るまでのヴェルディの生涯を作品を追ってたどるという内容だった。
*1:神戸の講演&シンポジウムではカーサに在住なさっている日本人声楽家の方も登壇されたようだ