リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

サンルイ病院ムラージュ博物館

演奏会が目的のためその他ノープラン。でも今はSNSでいろいろと情報を教えていただける。
一緒に演奏会に行く友人とランチの約束をしていたので、その前に何をしようか考えていると21、22日は「欧州遺産デー」とのお知らせが。
メトロですぐ行けるサンルイ病院のムラージュ博物館も無料公開。これは見に行きたい!とさっそく出かけた。*1

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ムラージュ博物館

サンルイ病院の敷地はとても広く、現在稼働している病院の手前に歴史的建物群がある。門を入ってどんどん行くと病院の中に入ってしまった。インフォメーションに職員もいなかったので、また外に出て、大きな構内地図を眺めて博物館の位置を確認。駐車場のある門からすぐ横の階段をおり、奥へ入ると博物館があった。
とても小さな建物で、入口には警備員のおじさんがいた。リュックサックや大きなバッグはその辺りに置いていけと言われて驚いてしまった。ロッカーも棚もないのに。おじさんが見張っているからということだろうが、心配だ。小さいバッグなら持って入っていいので大事なものはたまたまリュックに入れていたハンドバックに入れ換えて持っていった。

階段を上がって2階とその上の回廊のようになっている部分の壁一面に皮膚科病変の精巧なムラージュが展示してあり、圧巻だった。
フィレンツェにも同様のムラージュの博物館があるらしいのだが、ここのは皮膚疾患に特化したものだ。
その量といい、研究材料を美術品まがいにまで引き上げている技術力といい、他では見られない内容なので、工芸品を見るのがお好きなかたにはぜひおすすめしたい。普段の入館料は3€とのこと。
今回のようにイベントとして宣伝されていない限りは、一般人が来ようとはなかなか考えないのではないかと思う。*2
教えてくださったかたありがとうございます。
展示物は気分のいいものとは言えないが、私は大変満足して気分よくそこを出た。
門に戻る道の途中には礼拝堂があった。ここも有名な建物らしい。

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礼拝堂

行きはすぐ近くのメトロ駅から歩いていったが、帰りは東駅まで出てそこからメトロにした。私のホテルから公園を挟んで反対側にある友人の滞在するホテルが待ち合わせ場所だったからだ。
東駅までは徒歩15分程度。駅まできたら昨年12月に黄色ベストデモでえらい目に遭ったことを思い出した。デモはまだ続いていて、今回この影響を受けて大変なことになったのは友人だった。

*1:私の趣味嗜好がどうもダダ漏れの様子

*2:パリで医学会開催があるとオプションの見学ツアーで、皮膚科の方は見る機会があるかもしれない。