昨年からとにかくフランス語圏ばかりに出かけている。今年もまた続けてフランスに。
一年も前にオペラのきっぷを買い、宿泊予約をしていた割には行く先についてまったく調べることもなく、ボルドーが「月の港」というすてきな名称でよばれていることは現地に来て知った。
今回、行きはパリで降機しCDGで空港ホテルに一泊、翌日TGVでボルドーに入った。乗車時間は約3時間。
ボルドーの中央駅にあたるサンジャン駅からトラムC線に乗ってブルス広場まで行かなくてはならない。
ボルドー行ってきました
こんにちは、ブリュンヒルデです。今回は私がリュドミラちゃんを連れてきました。
私のいるここはOpéra National de BordeauxのコンサートホールL'Auditorium de Bordeaux です。
ここでオペラボルドーの新プロダクション《ワルキューレ》を鑑賞しました。
2回見たので、公演の間はボルドー市内を散歩して、最後の日にはカルカソンヌまで出かけました。
公演の内容はとても感動的だったうえ、旧市街の古いアパルトマンに滞在して少しゆったり過ごすことができました。
忘れないうちにオペラの感想を早めに、記録していこうと思います。
The Gambler at Mariinsky II 24022019
この日は新劇場での鑑賞。プロコフィエフの《賭博師》
指揮者はまたまたSmelkovだった。
このプロダクションはマリインスキレーベルから映像が出ている。
PROKOFIEV The Gamblermariinskylabel.com
Conductor: Pavel Smelkov
The General: Andrei Serov
Pauline: Yekaterina Solovyova
Alexei: Vladimir Galouzine
Babulenka: Irina Bogachava
The Marquis: Andrei Ilyushnikov
Mr Astley: Maxim Bulatov
Blanche: Evelina Agabalaeva
Prince Igor at Mariinsky Theatre 23022019
Evgeny Niktinは今年の11月から12月にかけて上演されるパリオペラ座の新演出《イーゴリ公》のタイトルロールで出演することが決まった。パリオペラでは来年《ボリス・ゴドゥノフ》の再演もありそちらにもプレミエと同じくワルラーム役で出演の予定。
マリインスキー劇場では現在、新・旧両方でほぼ毎日オペラ・バレエがレパートリーシステムで上演されている。コンサートホールももちろん毎日稼働していて、演奏会形式のオペラはそちらで上演することもある。これだけの稼働率がある劇場は他にはないと思う。
古い演出もたくさん残されていて、比較的古い舞台は旧劇場、新しい舞台演出のものは新劇場で上演されているようだ。
《イーゴリ公》はオーセンティックな舞台で、2008年のマリインスキー改訂版。2008年の来日公演で上演されたのと同じものなのでご覧になった方も多いと思う。DVDで出ている2002年のものとは少し異なる。有名なポロヴェッツ人の踊りは1909年フォーキン版が使われていて、これはずっと変わらない。
"Prince Igor" by Alexander Borodin
Stage director: Yevgeny Sokovnin
Version stage diector: Irkin Gabitov, 2008
Conducter: Pavel Smelkov
Igor Sviatoslavich: Yevgeny Nikitin
Yaroslavna: Tatiana Pavlovskaya
Vladimir Igorevich: Dmitry Voropaev
Vladimir Yaroslavich: Alexander Morozov
Khan Konchak: Askar Abdrazakov
Konchakovna: Olga Borodina
Ovlur: Yuly Alexeyev
Skula: Grigory Karasev
Yeroshka: Andrei Zorin
Yaroslavna's nurse: Lydia Bobokhina
A Young Polovtsian Maiden: Irina Vasilieva
Polovtsian Dances
Polovtsian Maiden: Alisa Petrenko
Chief Warrior: Erwin Zagidullin
Oriental Slaves: Daria Shirokova
Olga Telyupa
Irina Prokofieva
ピーチェル街歩き 2
聖イサアク大聖堂も有名な観光スポットであるが、季節柄それほど観光客はいなかった。カッサは大聖堂の真横に位置していた。階段を登って上まで上がる共通券を自販機で購入。
おもむろに内部に入場
血の上の救世主教会もここが管理していて、共通券などもあるが内部の装飾は随分と差がある。こちらの方が骨太で壮麗な古いロシアの美を感じる。
どこもこの燻んだ金色にきっかりとした色遣いのイコン。古い教会の装飾はそれ自体が天上と神の言葉を信徒に伝える「死者の書」だと言われるが、その意図がダイレクトに伝わってくる。
内陣を見学していったん外へ出てから、大聖堂のてっぺんに登る階段の入口へ向かった。階段は240段ほど。ピサの斜塔の約300段も登ったことがあるので大丈夫。
螺旋階段なので途中で目が回りそうになる。登り切って外の景色。
もう少し雪があるともっと綺麗だったかもしれない。
サンクトペテルブルクってやはりアムステルダムに似ている。
ここから降りて、またバスに乗りホテルまで戻った。
さて部屋に戻ってもやはりまだ荷物は届いていなかった。放っておいたらいつまでたっても来ないだろう。アエロフロートのロストバゲージのトラッキングサイトを見ていたのだが、アクセスできなくなってしまった。どちらにせよ私の荷物のステイタスは配達中から更新されていなかったし。
コンシェルジュに事情を説明して、電話で問い合わせてくれるように頼むと、なんとすぐ解決。20分後に配達するという言葉通りその後無事配達された。
もう明日帰るという時だがとにかくよかった。あまりにもうれしかったので部屋に戻って用意していたぽち袋に少し多めの心づけを入れてコンシェルジュに渡した。
コンシェルジュ嬢は、「そんな、当然のことをしただけで…」と顔を赤くしてようよう受け取ってくれた。
午後3時になっており、この日はマリインカ新劇場へ行くつもりだったのでホテルの隣のトラットリアで遅い昼食をとり、少し休んでから今度はニットワンピースに着替えて出かけることができた。
雪は降っていなかったので、またバスに乗った。反対方向に乗ってしまって途中で気づいて乗り換える。やはり余裕を持って出た方がいい。
ピーチェル街歩き 1
荷物が届かないまま、到着翌日の朝。雪が降っていた。急ぎの用はなにもないので、朝食室に行きのんびり食事。朝8時にはまだ他のお客は誰もいなかった。
朝食後は何もすることがなく、ipadでガイドブックやgoogleマップをみて近くで行けそうなところがないか探していた。なにしろ雪用のブーツがないのだから雪道を歩くことは避けたい。お昼近くに雪が降りやんだので、すぐ近くにある劇場音楽博物館に出かけることにした。
ハイヒールのショートブーツで、滑らないように歩道をそろそろと歩く。
気温はかなり低く、-5℃くらいだったと思う。googleマップを見ながら歩いていると突然ipadの電源が落ちてしまった。寒さで異常にはやくバッテリーがなくなったのかと思ったが、本体が冷たくなりすぎたためだった。なるべくバッグの中や身体に近い場所に入れて、温度を保つ必要がある。ipadはホテルに戻って普通の気温になったらすぐに復旧した。カイロなどを貼っておくのは熱くなりすぎるのでダメだそうだ。人肌の近くかマフラーのようなもので包んでおくといいだろう。どうりで街なかで電話をしながらとか歩きスマホをしているような人を見ないわけだ。