リュドミラ音楽・ひとり旅日記

Give every man thy ear, but few thy voice.

Tutankhamun: Treasures of the Golden Pharaoh at Saatchi Gallery 01312020

ロンドンのホテルに到着したのが、1月31日の午前10時前。前夜分まで宿泊予約はしてあったのですぐチェックインし、朝食もいただいてひと休みしてから時間予約しておいた「ツタンカーメン展」に出かけた。

tutankhamun-london.com

9月に行ったパリで開催されていたが、それには行き損ねた。都合よくロンドンに回って来ていたので今度は入場予約をしておいたのだ。
会場はチェルシーのローク公邸内にある現代美術館のサーチギャラリー。知名度の高くない場所のため、そんなに混雑していなかった。

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入り口

スローンスクエアの駅に降りると懐かしい気分になった。20年以上前、ここに私の好きな小さなホテルがあったのだ。そこはとっくになくなってしまったが、チェルシーの風景は変わらないな。
ツタンカーメン展というのは手を替え品を替え、いろんなところで開催されている。
日本でも何度か見に行ったことがある。今回は王家の谷で発掘された副葬品の展示が中心だった。発掘100年記念とのことで、21世紀になってから最新技術で解析されてわかった事項など解説がおもしろかった。
王家の谷の埋葬者のファミリーツリーや、ツタンカーメンの子どもたちも夭折してミイラがあったことなど、ひと昔前には正確にわかっていなかったことだと思う。

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ツタンカーメンの墓内部図面

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このように保存状態の良いものの展示が多かった。王の護符として有名なスカラベは様々な材質、形で頻出していた。
昔たいそう話題になっていた「ツタンカーメンの呪い」は、完全にフェイクとして扱われていた。
古代エジプトだのメソポタミアだの古代文明が大好きだった子ども時代の私に教えてあげたい内容だな、と思いながら見て回った。建物がコンパクトなので効率よく回れる。
もっと大きい会場でもいいのにな。
通常ロンドンの美術館や博物館は無料なので、しっかり入場料を取る展示会だと客入りが悪いのを見込んでいたのかと憶測してしまった。